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ファンド ふぁんど fund

翻訳|fund

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知恵蔵2015の解説

ファンド

機関投資家や富裕層から集めた資金を運用する投資のプロたち。企業に投資してリストラなどを進めて企業価値を高め、最終的に売却益を得る「プライベート・エクイティー・ファンド(PEファンド)」や、デリバティブ取引を駆使して相場が上昇局面でも下落局面でも利益確保を狙う「ヘッジファンド」などがある。PEは非上場株の意味。ファンドの先進国は米国。1980年代、米国では異業種のビジネス組み合わせ事業リスクを分散させる多角化経営がもてはやされたが、行き詰まり、事業の選択と集中の動きが起きた。その時に活躍したのがPEファンドで、その後の長期的な好景気に多大な貢献を果たしたと評価されている。日本では99年に無名同然だった米系ファンドのリップルウッド・ホールディングスが経営破綻した旧日本長期信用銀行を買収し、注目度が一気に高まった。90年代後半になると、国内のPEファンドも次々と生まれた。97年の独占禁止法の改正で、金融投資を目的とした純粋持ち株会社が解禁されたからで、そのころからファンドがらみの企業買収は急増した。近年は欧米では世界的な過剰流動性を背景にリスクマネーがファンドに流れ込んで巨大ファンドが出現。企業の合併・買収(M&A)も兆円単位の規模にまで膨らんでいた。日本向けに立ち上げられたPEファンドの総額は一時は内外資合わせて4兆円に上るともいわれた。しかし、サブプライムローン問題で様相が一変。投資家のマネーのリスク回避傾向が強まり、ファンドが思うように資金調達できなくなっている。一方、日本では2000年代に入ると、経営者に資産の効率活用や株主還元を突きつけるアクティビスト(活動家)と呼ばれるファンドの動きが活発になる。その代表が米系のスティール・パートナーズや村上ファンドだが、スティールはブルドックソースの買収に失敗するなど思うような成果は上げられず、村上ファンドも代表のインサイダー取引容疑で市場から退場した。ただ、物言わぬ株主に甘えてきた経営者に緊張感をもたらした、との指摘もある。

(織田一 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ファンド

元は資金や基金を指す普通名詞だが、最近では、複数の投資家から集めた資金を事業や資産運用に回し、その利益を投資家に分配する仕組み全体も指す。投資信託などの「信託型」、不動産から上がる利益を配当する特定目的会社といった「会社型」、民法上の任意組合などの「組合型」に分かれ、それぞれ根拠法令や規制が違う。ベンチャー育成や企業再生に取り組む公益型ファンドもあるが、日本では、国や自治体が主導したり、金融機関が単独でつくる「銀行別動隊」だったりするのが大半だった。

(2007-05-13 朝日新聞 朝刊 週刊九州)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

ファンド(fund)

資本。基金。
投資信託」に同じ。
投資ファンド」に同じ。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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株式公開用語辞典の解説

ファンド

投資家から集められた資金を専門の委託会社(運用会社)が運用し、その成果を出資額に応じて投資家に還元するもの。元本保証はなく、リスクもリターンも投資家に帰属する。

出典|株式公開支援専門会社(株)イーコンサルタント
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投資信託の用語集の解説

ファンド


多数の投資家から集められた資金を一つにまとめ基金にして収益を還元する仕組みのこと。「投資信託」のことを「ファンド」と称する場合も多いが、日本の投資信託は「投資信託及び投資法人に関する法律」に基づき主務官庁の監督を受けている金融商品であり、その運用は、金融商品取引法に基づき投資運用業の登録を受けている「金融商品取引業者」が行っている。この点は他のファンドと呼ばれる商品と大きく異なる点である。

出典|(社)投資信託協会
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人事労務用語辞典の解説

ファンド

複数の投資家や個人から資金を集めて運用する投資基金のこと。企業、商品、不動産などに投資し、高い利回りを達成することを目的としています。
(2005/12/26掲載)

出典|『日本の人事部』
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大辞林 第三版の解説

ファンド【fund】

基金。資金。
公債。国債。
投資信託。また、投資信託によって運用される資金。

出典|三省堂
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