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フウ(楓) フウLiquidambar formosana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フウ(楓)
フウ
Liquidambar formosana

マンサク科の落葉高木。台湾および海南島に自生し,中国を経て江戸時代に日本へ伝えられ,観賞用として庭園に植えられている。幹は高さ 20mに達し,葉は長い柄があって互生し,掌状に3裂して,裂片の先は鋭くとがる。両面とも無毛で,秋にはやや紅葉する。春に,新葉とともに淡黄褐色で無花被の花をつける。雌雄異花で,雄花は総状に,雌花は単生する。楓香脂と呼ばれる芳香のある樹脂は香料として蘇合香の代りに用いられる。一見カエデ類に似ているが葉が対生しないこと,果実が球状になる点でまったく異なる。同属の植物は北アメリカにもあり,その1種アメリカフウ (モミジバフウ L. styraciflua) は,近頃日本でも街路樹によく植えられる。

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