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フェニックス諸島 フェニックスしょとう Phoenix Islands

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェニックス諸島
フェニックスしょとう
Phoenix Islands

中部太平洋キリバス環礁群。カントン島エンダベリー島,ハル島,シドニー島,ガードナー島など 8島からなる。面積約 29km2。1889年にイギリス領となり,1937年にギルバートエリス諸島植民地に編入。

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デジタル大辞泉の解説

フェニックス‐しょとう〔‐シヨタウ〕【フェニックス諸島】

Phoenix Islands》太平洋中部、キリバス領の諸島。ギルバート諸島の東方に位置する。有人島はカントン島のみで、ほかにエンダーバリー島、バーニー島、ラワキ島など八つの環礁で構成される。周辺海域には200種のサンゴ、500種の魚類、18種の哺乳類、44種の鳥類が生息し、手付かずの生態系が残っている。世界最大の海洋保護区であり、2010年に「フェニックス諸島保護地域」の名称で同国初の世界遺産自然遺産)に登録された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェニックス諸島
ふぇにっくすしょとう
Phoenix Islands

太平洋中部、日付変更線のすぐ東、赤道のすぐ南に位置する諸島。地理的にはポリネシアであるが、政治的にはミクロネシアに中心部をもつキリバスギルバート諸島)に属する。諸島を構成するのはカントンKanton島(別名アバリリンガ)、エンダーバリーEnderbury島、ラワキRawaki島(旧名フェニックス)、マンラManra島(旧名シドニー)、バーニーBirnie島、オロナOrona島(旧名ハル)、マッケーンMckean島、ニクマロロNikumaroro島(旧名ガードナー)の八つの環礁で、全陸地面積をあわせても約28平方キロメートルにすぎない。なお、このうちカントン、エンダーバリー両島は、行政的にはイギリス・アメリカ共同統治領なので、旧イギリス領ギルバート・エリスには数えられていなかった。カントン島は太平洋横断航空路、海底電線の中継地である。
 考古学的調査によれば、マンラ、オロナ、ニクマロロ3島には先住民がいたと考えられるが、1820年代にヨーロッパの捕鯨船がきたころには全島無人であった。1859年から77年にかけてエンダーバリー、ラワキ、マッケーン3島はアメリカのフェニックス・グアノ会社によって燐(りん)鉱石採掘が操業され、81年以後はイギリス政府によるココヤシ栽培が開始された。同国は、98年にはこの全域の領有を宣言、1937年ギルバート・エリス植民地に編入された。翌38年アメリカはカントン、エンダーバリー両島を占拠、さらに39年イギリス、アメリカ両国は向こう50年間の共同領有に同意した。グアノを採掘し尽くしたあと、一時はカントン島(人口83、1995)以外は無人化したが、1979年キリバス独立後、新たな開発計画が進められている。[大島襄二]

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