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フェニルアラニン フェニルアラニンphenylalanine

翻訳|phenylalanine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フェニルアラニン
phenylalanine

略号 Phe ,L体は融点 283℃ (分解) 。水に可溶の無色葉状晶。種々の蛋白質中に含まれ,人間にとっては必須のアミノ酸で,成人男子で1日に 2.2g摂取する必要があるとされている。D体は融点 285℃ (分解) 。

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栄養・生化学辞典の解説

フェニルアラニン

 C9H11NO2 (mw165.19).

 タンパク質を構成する通常のアミノ酸の一つで,芳香族アミノ酸に属する.栄養学的には必須アミノ酸の一つ.

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大辞林 第三版の解説

フェニルアラニン【phenylalanine】

芳香族アミノ酸の一種。ヒトの必須アミノ酸の一。化学式 C9H11NO2 多くのタンパク質中に2~5パーセントほど含まれる。 → フェニルケトン尿症

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

フェニルアラニン
ふぇにるあらにん
phenylalanine

芳香族α(アルファ)-アミノ酸の一つ。略号はPheまたはF。L-フェニルアラニンはタンパク質を構成する芳香族アミノ酸の一つで、全卵に5.4%、脱脂乳に5.1%含まれている。生体内での分解は、非可逆的にヒドロキシル化されてチロシンとなる。チロシンへの代謝ができない先天性代謝異常がフェニルケトン尿症であり、血中には多量のフェニルアラニンが含まれ、尿には多量のフェニルピルビン酸が排泄(はいせつ)される。D-フェニルアラニンは、ポリペプチド性抗生物質であるグラミシジンS、チロシジン、バシトラシンなどの構成成分であるが、タンパク質中には存在しない。分子量165.19。水に比較的溶けにくく、メタノール、アルコールにも非常に溶けにくい。[降旗千恵]

栄養

タンパク質構成アミノ酸の一つ。栄養上、必須(ひっす)アミノ酸の一種であるが、食品タンパク質中に広く存在するので、欠乏することはない。体内ではヒドロキシル化されチロシンとなる。チロシンは栄養上、フェニルアラニンの一部を代替えできるので、チロシンが存在する場合とチロシンを欠く場合とでフェニルアラニンの必要量は異なる。[宮崎基嘉]
『船山信次著『アルカロイド――毒と薬の宝庫』(1998・共立出版) ▽健康生活プロジェクト編『健康主義者の正しい食べ方――体に効く、体を変える食品の力』(2003・はまの出版)』

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