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ブハーリー al-Bukhārī, Muḥammad ibn Ismā`īl

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブハーリー
al-Bukhārī, Muḥammad ibn Ismā`īl

[生]810.7.19. ブハラ
[没]870.8.31. ハルタンク
イラン系のイスラム教伝承学者。幼時から預言者ムハンマドの言行に関する伝承に心を傾けた。 16歳のときメッカ巡礼におもむき,エジプトからイランにいたる広範な地域の旅で 1000人以上の師から 60万の伝承を収集し帰郷。そのうち 7397項を精選し,97巻の『真正集』 al-Jāmi`al-ṣaḥīḥを著わした。 10世紀頃からこの書はイスラム伝承学の最高権威書の一つとなり,スンニー派イスラム教徒はこれを『コーラン』に次ぐ重要書としている。ブハラの知事に憎まれ,サマルカンド近郊のハルタンク村に逃れ,その地で没した。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブハーリー【al‐Bukhārī】

810‐870
ブハラ生れのイラン系ハディース学者。メッカで研鑽後諸国を巡って16年間に60万のハディースを収集したといわれる。編著《サヒーフ集al‐Jāmi‘ al‐ṣaḥīh》には,97部門に分類されたその7300余が採録されている。同書は独特な判定基準で厳選された信憑度の高い内容と,ムサンナフ(主題別分類)型記述による簡便さから,ハディース六書の第1に数えられ,コーランに次ぐ権威を付されて,後代のハディース編纂の範となった。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブハーリー
ぶはーりー
Muammad ibn Isml al-Bukhr
(810―870)

イスラムの著名なハディース(預言者の言行に関する伝承)学者。幼少より記憶力に優れ、ホラサーンからエジプトまで各地を巡り1000人を超える学匠に会いハディースを熱心に収集した。スンニー派で正典的取扱いを受けている六つのハディース集のなかでもっとも尊重されている『サヒーフ集』を編纂(へんさん)した。16年の歳月を費やし60万に上るハディースから信頼に足るもののみを選び出して生まれたのが本書であり、7397のハディースがイスナード(伝承経路)とともに主題別に配列されており、重複を除くと合計2762の異なるハディースが含まれている。このほかハディース伝承者の伝記を集めた『歴史(タアリーフ)』の著作などがある。[鎌田 繁]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

367日誕生日大事典の解説

ブハーリー

生年月日:810年7月19日
イラン系のイスラム伝承学者
870年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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