ブラバント(英語表記)Brabant

大辞林 第三版の解説

ブラバント【Brabant】

ベルギーの中・北部からオランダ南部にかけての地域。中世には神聖ローマ帝国に属するブラバント公国を形成。
ベルギー中央部にあった州。北部ではフラマン語を、南部ではフランス語を、また州都ブリュッセルでは両国語を公用語としたが、1995 年言語などにもとづき 3 つに分割された。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

百科事典マイペディアの解説

ブラバント

ベルギー中部の地方。フランス語ではブラバン。中心都市はブリュッセル。ブラバント公領として一州を形成していたが,ベルギーの連邦制移行を定めた1993年の憲法改正により,南北に分割された。肥えた農業地帯で,古くから織物業が盛んであった。12世紀以来のブラバント公領は現在の南・北両州より広く,北部は1830年以後オランダ領となっている。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ブラバント【Brabant】

ベルギー中部,北部からオランダ南部にかけての地方。フランス語ではブラバンBrabant。中世に神聖ローマ帝国最西端の領邦ブラバント公領をなした。現在はベルギーのブラバント州アントワープ(アントウェルペン)州,オランダの北ブラバント州から成る。フランス語地帯に属するベルギーのブラバント州の南半分およびフランス語とオランダ語公用語とするブリュッセル以外は,オランダ語を用い,オランダ領も含め住民の大部分はカトリック。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のブラバントの言及

【ベルギー】より

…現在9州よりなる。国名は,ローマの征服以前この地方に住んでいたケルト系住民ベルガエ族Belgaeに由来し,中世・近世を通じて,この名はネーデルラント全体を表すラテン語名として用いられてきたが,18世紀末のブラバント革命以来,現在のベルギーの地域を指すようになった。国旗(黒黄赤の縦割の三色旗)は,同じくこの時初めて制定されたもの。…

【ロレーヌ】より

…945年にロレーヌは,ロレーヌ高地とロレーヌ低地の二つに分割された。ロレーヌ低地は13世紀にブラバント公爵が所有したため,そのころからブラバント地方と呼ばれるようになった。1429年ブルゴーニュのフィリップ善良王の所轄下に入り,現在はベルギーの一部,ブラバント北部,オランダのゲルダーラントに相当する。…

※「ブラバント」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

今日のキーワード

きゃらぶき

魚貝類や野菜類をしょうゆで佃煮(つくだに)のように煮るものをきゃら煮というが、きゃらぶきは、フキの茎をきゃら煮風に煮たもので、初夏のフキを用いてつくるのがよい。フキの葉を切り落とし、茎は日干しにしてか...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

ブラバントの関連情報