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ブリッジマン Bridgman, Laura Dewey

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブリッジマン
Bridgman, Laura Dewey

[生]1829.12.21. ニューハンプシャーハノーバー
[没]1889.5.24. ボストン
盲,聾,唖三重苦の女性。パーキンズ盲学校の校長 S.ハウの関心をひき,1838年 10月同校に入学。ハウはまず触覚を通してアルファベットを教え込んだ。鍵やスプーンやナイフなどごくありふれた物に,突起した文字で名称を記したラベルを貼ってそれを覚えさせ,物の名称を覚えたところでひとつひとつの文字を教え,徐々にアルファベットと0~9の数字を教えていった。こうした適切な指導により系統的な教育が盲・・唖者にも成り立つことを証明した。彼女はその後生涯パーキンズ盲学校にとどまり,教育の手伝いや家事に従事した。 M.ラムソン (1878) ,M.&F.ハウ (1903) ,L.リチャーズ (28) ら多くの人々が彼女の伝記を記している。

ブリッジマン
Bridgman, Percy Williams

[生]1882.4.21. マサチューセッツ,ケンブリッジ
[没]1961.8.20. ランドルフ
アメリカの物理学者科学哲学者。ハーバード大学で学び,1908年学位取得後,同大学教授 (1919~54) 。高圧をつくる装置を案出し,高圧 (最終的には 40万気圧に達した) 下における種々の物質の電気的・熱的・力学的性質を研究。この業績により 46年ノーベル物理学賞を受賞した。また操作の概念を中心とする彼の哲学的立場から科学上の諸概念について哲学的考察を加え,『現代物理学論理』 The Logic of Modern Physicsなどを著わし,次の世代のアメリカの物理学者たちに影響を与えた。

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百科事典マイペディアの解説

ブリッジマン

米国の物理学者。ハーバード大学卒,1919年―1954年同大学教授。超高圧発生装置の開発とそれを用いた高圧下の物性研究を進め,高圧物理学の基礎を築いた。1946年ノーベル物理学賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

ブリッジマン【Elijah Coleman Bridgman】

1801‐61
アメリカの宣教師,中国伝道の草分け。中国名は裨治文。マサチューセッツ州に生まれ,アメリカ海外伝道協会(アメリカン・ボード)の宣教師として1830年(道光10)に広州へ来た。32年に月刊《チャイニーズ・レポジトリーThe Chinese Repository》誌を創刊,47年までその編集をつづけた(雑誌そのものは1851年まで続刊)。この雑誌はアジアについての根本的な情報を英文で提供し,相互の文化理解に貢献すること大であった。

ブリッジマン【Percy Williams Bridgman】

1882‐1961
アメリカの物理学者。マサチューセッツ州ケンブリッジの生れ。ハーバード大学で物理学と数学を学び,研究員,専任講師を経て19年同大学教授,26年には同大学の数学,自然哲学のホリス教授職に就任し,50年ヒギンス大学教授となる。高圧下の物性に関心をもち,はじめは高圧用の圧力計の開発を目ざし,その過程で高圧下でも圧力漏れのないパッキングを開発,5万kgf/cm2や10万kgf/cm2の高圧下での,種々の元素や化合物の圧縮率,電気伝導率熱伝導率抗張力,粘性などを研究,高圧物理学の発展に貢献した。

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大辞林 第三版の解説

ブリッジマン【Percy Williams Bridgman】

1882~1961) アメリカの物理学者・科学哲学者。超高圧発生装置を開発、高圧下での物性研究を幅広く行う。また、自然科学の方法論に関して操作主義を主張し、反響を呼んだ。著「現代物理学の論理」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブリッジマン
ぶりっじまん
Percy Williams Bridgman
(1882―1961)

アメリカの物理学者。高圧物理のほか科学哲学の分野の業績で知られている。マサチューセッツの著述家の子で、ハーバード大学を卒業、引き続いて同大学で学位を取得、物理の研究生を経て教職につき、1926年に数学と理学の教授に就任した。1908年ごろから高圧の実験に着手し、水銀の電気抵抗で圧力を測るゲージの開発を始め、自緊方式(発生させようとする高圧それ自体がパッキングを締め付ける方式)の高圧発生方法の実用化や、マンガニンの抵抗でひずみ(ひいては圧力)を測るゲージの汎用(はんよう)化に成功、以後、高圧研究をリードし、その功により1946年ノーベル物理学賞を受けた。
 一方、物理量の次元の問題から物理学上の概念や論理の問題まで根本的に再考察し、ある概念はそれに対応する一連の操作と同義だとする見解を述べ、科学哲学に一石を投じた。ただし、この見解が操作主義の名で教条化されることを、彼自身は好まなかった。[高田誠二]

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世界大百科事典内のブリッジマンの言及

【アメリカ独立宣言】より

…独立宣言は,一方でその内容と関係なく国家統合の象徴として使用されることも多いが,他方革命権を含めてその内容が,アメリカ国民の自由の保障となっていることを忘れるべきでない。なお独立宣言は,アメリカ人宣教師E.C.ブリッジマンが中国で書いたアメリカについての概説書《聯邦志略》(1846。同書は《海国図志》にも収録)を通じて幕末の日本に紹介され,さらに福沢諭吉により〈独立の檄文〉と題して《西洋事情》初編(1866)に訳出された。…

【操作主義】より

…彼によれば,ある物体が重いということは,何らかの実体的な性質ではなく,ただ,反対の力がなければその物体は落下する,ということを意味するだけなのである。しかし操作主義が一つの明快な主張として人々の注目を集めたのは,アメリカの物理学者P.W.ブリッジマンの《現代物理学の論理》(1927)においてである。彼はアインシュタインの特殊相対性理論などを引用しながら,概念とはそれに対応する一組の操作と同義である,と主張した。…

※「ブリッジマン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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