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ブルセラ症 ブルセラしょう brucellosis

翻訳|brucellosis

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ブルセラ症
ブルセラしょう
brucellosis

波状熱。ブルセラ (グラム陰性の桿菌) の感染症で,人畜共通感染症の一つ。ヤギ,ウシ,ブタなどに流行する獣疫であるが,ヒトが感染すると,1~3週間の潜伏後,有熱期と無熱期が交互に来る特有な熱型を示すので,波状熱とも呼ばれる

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百科事典マイペディアの解説

ブルセラ症【ブルセラしょう】

ブルセラ菌属の細菌による病気。元来はウシ,ヒツジ,ブタなどの伝染病。日本ではウシに多く,流産,不妊,睾丸(こうがん)炎,関節炎,乳房炎などを起こす。家畜法定伝染病
→関連項目細菌兵器風土病

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栄養・生化学辞典の解説

ブルセラ症

 →地中海熱

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世界大百科事典 第2版の解説

ブルセラしょう【ブルセラ症 brucellosis】

ブルセラ属Brucellaの細菌による人獣共通伝染病の一つ。マルタ島で発見されたためマルタ熱Malta feverともいわれ,また慢性型では波状的に発熱することから波状熱undulant feverともいわれる。ロシアアフリカ,中東,南北アメリカでみられ,感染は罹患した動物の分泌物や排出物に直接接触することによって起こり,ヒトからヒトへの感染はないといわれる。潜伏期間は5~21日。全身倦怠,頭痛,発熱などの症状とともに,無気力性欲減退などを伴い,肝臓や脾臓,性器,長骨などに膿瘍をつくることがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブルセラ症
ぶるせらしょう
brucellosis

ヒトにも感染する獣疫(ウシやヤギなどの草食動物およびブタに多い感染症)の一種で、世界に広く分布する。感染症予防・医療法感染症法)では4類感染症に分類されている。起炎菌はブルセラ属のグラム陰性の短桿菌(かんきん)で、ヒトへの感染は畜産業や獣医師など病畜と接触する機会のある職業の人に多い。動物ではおもに生殖器が侵され、流産や不妊症の原因となるが、ときに関節炎や膿瘍(のうよう)形成がみられることもある。ヒトでは肝臓、脾臓(ひぞう)、骨髄、リンパ節などの細網内皮系がおもに侵される。潜伏期は通常14日で、不快、倦怠(けんたい)、衰弱などの症状が現れたのち、発熱、悪寒とともに発汗、頭痛、各部の疼痛(とうつう)を伴う。多くの例では体温の動きが特徴的で、日内変動は夕刻に高くて早朝に低い間欠的熱型を呈し、これが1~3週間経過すると数日の無熱期があり、その後にふたたび間欠的熱型がみられる。このように有熱期と無熱期が波状的に現れるので、波(は)状熱ともよばれる。治療としては、テトラサイクリン、クロラムフェニコール、ストレプトマイシンなどが有効とされている。予後は良好で、回復までの期間は平均2、3か月であり、死亡率は1~5%である。予防として、動物に弱毒生ワクチンが用いられているが、日本では血清反応検査による摘発淘汰(とうた)方式が行われている。
 なお、ブルセラ属のうちBrucella melitensisによるものをマルタ熱とよび、またB. abortusによる場合はバング病のほか、地中海熱、ジブラルタル熱、山羊(やぎ)熱などいろいろな呼び方がある。[松本慶蔵・山本真志]

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