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プルス プルスPrus, Bolesław

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

プルス
Prus, Bolesław

[生]1847.8.20. フルビエシュフスク
[没]1912.5.19. ワルシャワ
ポーランドの小説家。本名 Aleksander Głowacki。ポーランド文学において 19世紀リアリズムを代表する作家。没落貴族の家庭に生れ,少年時代から愛国独立運動に参加。大学中退後,新聞記者となってポーランド社会のみじめな姿をあばき,1875年から創作に移った。代表作の長編『人形』 Lalka (4巻,1890) のほか,短編『ミハウコ』 Michałko (80) ,『チョッキ』 Kamizelka (82) ,長編『権利を唱える婦人たち』 Emancypantki (90~93) ,歴史小説『ファラオ』 Faraon (97) 。

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デジタル大辞泉の解説

プルス(〈ドイツ〉Puls)

脈拍。脈。パルス

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世界大百科事典 第2版の解説

プルス【Bolesław Prus】

1847‐1912
実証主義期のポーランド文学を代表する作家。一月蜂起参加者。時事評論家,ユーモア作家として出発し,1874年から短編小説の筆を執った。初期の短編は実証主義的な教訓臭が強いが,後期には,的確な社会観察と斬新な心理描写をもとに抑制のきいた,ユーモアと人情味あふれる語り口で社会的不正に苦しむ〈底辺〉の人々を描いた《ミハウコ》(1880。邦訳《椋のミハイル》),《アンテク》《手回し風琴》(ともに1881),《チョッキ》(1882)などの傑作を残した。

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大辞林 第三版の解説

プルス【Puls】

パルス

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

プルス
ぷるす
Bolesaw Prus
(1847―1912)

ポーランドの小説家。本名アレクサンデル・グウォバツキ。没落した小貴族の家に生まれたが両親を早く失い、おもにルブリンの親戚(しんせき)のもとで成長した。少年時代から愛国独立運動に参加、一月蜂起(ほうき)(1863~64)に加わって負傷、ルブリンの監獄に入れられた。釈放後高校を卒業したが大学は中退、ジャーナリストとして、独立直前のポーランド社会の悲惨な状態を暴いた。のち創作に移り、短編『ミハウコ』(1880)、『チョッキ』(1882)などでは、貧しい人々への同情をユーモラスな筆致に込め、最初の長編『とりで』(1886)では、ドイツ植民主義者から土地を守る農民の姿を描いた。長編『人形』四巻(1887~89)は貴族から貧民に至る広範な社会層のさまざまな人間関係を分析した代表作である。また、大衆小説『ファラオ』(1896)もある。[吉上昭三]
『梅田良忠訳『チョッキ』(『世界文学体系93 近代小説集』所収・1965・筑摩書房)』

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世界大百科事典内のプルスの言及

【ポジティビズム運動】より

…運動は1862年にワルシャワ中央学校の名前で再興されたワルシャワ大学の卒業生を中心に展開されたが,なかでも有名だったのが〈新世代の首領〉と呼ばれたシフィエントホフスキである。そのほかプルスシェンキエビチオジェシュコバらも,この運動の支持者として知られている。彼らは日常的な生産労働や,地道な社会問題の解決を軽視する旧世代のロマン主義的な考え方を批判した。…

※「プルス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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