ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘップワース」の意味・わかりやすい解説
ヘップワース
Hepworth, (Dame Jocelyn) Barbara
[没]1975.5.20. コーンウォール,セントアイブズ
イギリスの女性彫刻家。 1920年リーズ美術学校,1921~24年ロイヤル・アカデミーで学ぶ。イタリアで石の直彫 (じかぼり) を修得し,1928年ロンドンで初の個展。 1933年画家 B.ニコルソンと結婚。 1939年以降コーンウォールのセントアイブズで制作。ニコルソン,美術評論家 H.リード,彫刻家 H.ムーアらとグループ「ユニット・ワン」を結成。またパリの「アブストラクシオン・クレアシオン」のメンバーでもあった。 1959年第5回サンパウロ・ビエンナーレでグランプリ,1963年第7回東京ビエンナーレで外務大臣賞を獲得。繊細な感受性と抒情性に富む明快な作風が特色。イギリスの代表的抽象彫刻家の一人。火事で死亡。セントアイブズにヘップワース美術館がある。
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