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ヘルゴラント島 ヘルゴラントとうHelgoland

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘルゴラント島
ヘルゴラントとう
Helgoland

ドイツ,シュレースウィヒホルシュタイン州に属する北海,ドイツ湾内の孤島。エルベ川河口から北西約 70kmにあり,1402年シュレースウィヒ公領,1714~1814年はデンマーク領,14~90年はイギリス領,ザンジバルとの交換により 90年以後ドイツ領となった。第2次世界大戦中ヒトラーが要塞を構築。戦後 1952年までイギリスが接収し,爆撃演習場に使用した。海食による赤色石灰岩の絶壁がすばらしい。各種の標識,観測施設,漁船用避難港がある。渡り鳥の中継地として知られ,保護区がある。面積 2.1km2 (付属の砂丘島デューネを含む) 。人口 1755 (1991推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ヘルゴラント‐とう〔‐タウ〕【ヘルゴラント島】

Helgoland》ドイツ北西部、北海に浮かぶ小島。保養地。デンマーク領・イギリス領を経て、1890年ドイツ領。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘルゴラント島
へるごらんととう
Helgoland

ドイツ北部、北海に浮かぶ小さな島。英語名ヘリゴランド島Heligoland。エルベ川河口部のクックスハーフェン(ハンブルクの外港)から北西へ海上約50キロメートル(所要約2時間)のところにある。面積約1平方キロメートル。赤色砂岩からなり、北海にあるドイツの島のうち岩盤が露出している唯一の島である。島の西側と北側は断崖(だんがい)が海に迫り、もっとも高い崖(がけ)は高さ58メートルに及ぶ。島の低い部分には約600戸の人家が集まり(人口約3000)、種々の保養・観光施設があって保養客、海水浴客でにぎわう。非関税地に指定され、たばこ、アルコール飲料などは本土よりも安い。漁港もあり、ロブスターが名物。[浮田典良]

歴史

フリース人が定住したこの島は、1402年にシュレスウィヒ公領となり、1714年にデンマーク領に入った。ナポレオン1世の覇権のもとでデンマークが大陸封鎖に加わったため、1807年にイギリスに占領され、1814年ウィーン会議でイギリスに割譲された。1890年ドイツ帝国は、イギリスと交渉して東アフリカのドイツ植民地と同島を交換して領有(ヘルゴラント‐ザンジバル協定)、これを海軍根拠地として要塞(ようさい)化した。第一次世界大戦後のベルサイユ条約により軍事施設は撤去されることになったが、1935年ナチス政権下で再武装が進められた。第二次世界大戦末の1945年4月18日、イギリス軍の爆撃で各所が壊滅し、戦後はイギリス海軍が占領したが、52年に旧西ドイツの統治下に返還され、以後保養地として再建された。[岡部健彦]

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