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ヘルモント ヘルモント Helmont, Jan Baptista van

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヘルモント
ヘルモント
Helmont, Jan Baptista van

[生]1580.1.12. ブリュッセル
[没]1644.12.30. ビルボルド
オランダの生理学者,化学者で医師。医化学派の先駆者。錬金術と化学との橋をかけた人といわれる。ルーバン大学に入り,諸学を広く学び,最後に医学に転じてスイスイタリアフランスイギリスなど各地を歴訪し,その間パラケルススに傾倒し,錬金術も学んだ。

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ヘルモント
ヘルモント
Helmond

オランダ南部,ノールトブラバント州の都市。アイントホーフェンの東,ゾイトウィレムス運河沿いに位置する。繊維,鋳造,機械工業を中核とする新しい工業都市。市庁舎は 1402年の城館。人口7万 574 (1992推計) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヘルモント【Helmond】

オランダ南部,北ブラバント州繊維工業都市。人口5万8000(1981)。住民のほとんどがカトリック。13世紀からブラバント公国に属し,1281年都市に昇格したが,ギルド制の緩やかな一種の農村工業都市であった。オランダ独立戦争中にオランダに占領され,以来オランダに属す。18世紀末から麻織物や綿織物工業が発達し,19世紀初頭から機械制に移行して近代工業都市へ脱皮。第2次大戦後は繊維工業が不振で,構造改善と地域開発に迫られている。

ヘルモント【Johannes Baptista van Helmont】

1579‐1644
ベルギーの医者,化学者,自然哲学者,神秘思想家。医学を学ぶが,講壇学問を軽蔑し,経験や実験を重視した。タウラーの流れをひく敬虔な信仰のため,医者としての成功に満足せず,ブリュッセル近郊に隠遁,隣人に仕える真の医者たるべく,自然の根本,目に見える現象の中に働く目に見えぬ力を探求した。とくに燃焼により発生する気体を物質の本体と考え,〈ガスgas〉と命名したことで知られる。また病気は生命をつかさどる生気である〈アルケウスarcheus〉の混乱により生ずるとし,個性をもって存在し生長するさまざまな病気を観察・分類し,治療法を研究,大きな影響を受けたパラケルススと並んで,化学療法を重視した〈医療化学派〉の代表者とされる。

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大辞林 第三版の解説

ヘルモント【Jan Baptista van Helmont】

1577~1644) ベルギーの医師・化学者。パラケルススの影響を受けた神秘主義的な物質理論に基づいて化学や医学の理論を展開。物質の本性を実験や定量的手段によって取り出すべきと主張し、「ガス」という用語を初めて使った。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヘルモント
へるもんと

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世界大百科事典内のヘルモントの言及

【医学】より

…また物理的医学派の一人F.ホフマンは,身体の単位的な構成要素としての繊維という概念に達し,あらゆる機能を,この繊維の緊張・弛緩によって説明し,病気は,それぞれのゆきすぎ状態としての過緊張か低緊張,あるいは無緊張であると理論的に単純化したうえで,過緊張に対してはアヘンを,低緊張に対しては酒精(スピリッツ)を処方すべきであると主張し,多くの賛同者を得た。化学的医学派としては,パラケルススJ.B.vanヘルモントF.シルビウスらがいる。パラケルススは,身体の機能を自然界の物質の生成,変化,消滅を説明する三つの原質によって動かされるものとし,それらにより直接的に作用するものとして,鉄,水銀,アンチモン,鉛,銅,ヒ素などの金属化合物の薬用を強力にすすめた。…

【消化】より

…消化も同じく酵素反応だが,生体内での反応なので,むしろ精気の転成という見方でとらえられた。17世紀にJ.B.vanヘルモントは発酵素の概念を初めて消化に持ち込み,6段階の消化を区別した(1615)。第1と第2は胃と腸での消化であり,第3の消化では粗い血液が生成される。…

【生気論】より

…こうして生物も機械論的に説明されるようになると,これに反対して生物体についても生気論が主張された。たとえばJ.B.vanヘルモントはパラケルススの主張した〈アルケウスarcheus(原初力)〉の概念を受け継ぎ,アルケウスは身体と魂を結合する霊的な気体で病因と闘うものであると考えた。またビシャーは厳密に有機体論的な生気論を唱えて〈生気的唯物論〉を主張し,ハンターは異質な物の間を飛ぶ〈生気物質materia vitae〉を考え,ブルーメンバハは重力と同様それ自体は見えないが結果によって観測できる〈形成力nisus formativus〉の概念を導入した。…

【錬金術】より

…ともあれ,パラケルススの医化学思想は,鉱物薬品の製法に向かい,自然の諸物に内包されているあの第5のエッセンスである〈精〉をとり出す方法をさらに発展させ,金属に関する水銀‐硫黄のアラビア錬金術の理論を万物に適用して,キリスト教の三位一体的な水銀‐塩‐硫黄の3原理論を展開した。 ドイツ,さらにフランス,イギリス,オランダなどに浸透した錬金術思想は,宗教,哲学,文学,化学技術その他のさらに大きなるつぼとなり,M.マイヤーJ.ベーメN.フラメル,ノートンThomas Norton,リプリーGeorge Ripley,E.アシュモールJ.B.vanヘルモントなど多くの逸材が輩出した。そればかりか,その後に近代化学や近代力学を確立したイギリスのR.ボイルやニュートンらの精神も,錬金術思想が内蔵する深い知恵で養い育てられた。…

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