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ベルモンド Belmondo, Jean-Paul

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベルモンド
Belmondo, Jean-Paul

[生]1933.4.9. パリ郊外ヌイイシュルセーヌ
フランスの映画俳優。ヌーベルバーグを代表する作品で型破りなヒーローを演じて一躍スターとなり,その後は幅広いジャンルと役柄に取り組んだ。彫刻家ポール・ベルモンドの息子として生まれ,子供の頃から芸術は身近な存在だった。アマチュアボクサーとして短期間活動したのち,パリの国立高等演劇学校で演劇を学ぶ。ほどなく舞台から映画へと活動の場を移し,一流監督たちの作品に端役で出演。堂々たる存在感で多くの有名監督の注意をひいたが,個性的な容貌のため出演依頼はかぎられていた。出世作となったのは,ジャン=リュック・ゴダール監督の鮮烈なデビュー作『勝手にしやがれ』A bout de souffle(1959)。この作品で一躍伝説的スターとなり,フランスのメディアはこぞってベルモンドをジェームズ・ディーンになぞらえた。しかしすぐさまそのイメージを壊しにかかり,芸術性の高い作品から娯楽映画へと転身。フィリップ・ドブロカ監督のアクションコメディ『リオの男』L'Homme de Rio(1964)などにスタントなしで挑み,アクションヒーローとして人気を集めた。1980年代後半にはさらに円熟した演技派俳優へとイメージチェンジをはかり,クロード・ルルーシュ監督の『ライオンと呼ばれた男』Itinéraire d'un enfant gâté(1988)でセザール賞に輝いた。

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百科事典マイペディアの解説

ベルモンド

俳優。フランス,パリ生れ。舞台俳優をへて映画デビュー。J.L.ゴダール監督の《勝手にしやがれ》(1959年)でヌーベル・バーグの代表的な俳優となる。1960年代には,P.ブルック監督《雨のしのびあい》(1960年),ゴダール監督《気狂いピエロ》(1965年),F.トリュフォー監督《暗くなるまでこの恋を》(1969年),A.ドロンとの共演が話題となった《ボルサリーノ》(1969年)などに出演。
→関連項目メルビル

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ベルモンド
べるもんど
Jean-Paul Bermondo
(1933― )

フランスの映画俳優。パリ郊外ヌーイに生まれる。コンセルバトアール(パリの国立演劇学院)で演劇を学び、舞台俳優から1958年映画デビュー。ゴダール監督の『勝手にしやがれ』(1959)で破滅型のアンチヒーローを斬新(ざんしん)に演じ、一躍脚光を浴びる。アクション映画を中心に活躍、フランスを代表するスターとなる。ほかに『気狂(きちが)いピエロ』(1965)、『ボルサリーノ』(1970)、『薔薇(ばら)のスタビスキー』(1974)、『ライオンと呼ばれた男』(1987)、『レ・ミゼラブル 輝く光の中で』(1995)などに出演した。[奥村 賢]

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