改訂新版 世界大百科事典 「ベンティンク」の意味・わかりやすい解説
ベンティンク
William Henry Cavendish Bentinck
生没年:1774-1839
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1774~1839
イギリスの植民地行政官。マドラス管区知事(在任1803~07),ベンガル総督(在任1828~34),インド総督(在任1834~35)を歴任。イギリス支配の安定期の総督として,開明的・進歩的政策を試みた。サティーの禁止は著名。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報
イギリスの貴族、軍人。東インド会社のベンガル総督およびインド総督(在任1828~35)。インド統治上では県収税官と県判事との兼職制の実施、下級行政・司法職へのインド人登用、北西州の地租行政の整備、寡婦殉葬(サティー)慣行の禁止など一連の改革と、シンド諸領邦およびパンジャーブのシク王国との外交通商関係の締結、アフガニスタンの王位継承への介入準備とで知られる。任後下院議員に選ばれた。
[高畠 稔]
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