デジタル大辞泉 「ペンチ」の意味・読み・例文・類語 ペンチ 《pinchersから》針金を切ったり曲げたりする手工具。はさみに似た形で、先が厚く、内側にぎざぎざがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「ペンチ」の意味・読み・例文・類語 ペンチ 〘 名詞 〙 ( [英語] pinchers から )① 針金を折り曲げたり、切断したりするのに用いる鋏状の工具。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕[初出の実例]「ちょっとそのペンチを貸して御覧」(出典:北京の幽霊(1943)〈飯沢匡〉二幕)② =パンチ①〔舶来語便覧(1912)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
改訂新版 世界大百科事典 「ペンチ」の意味・わかりやすい解説 ペンチcutting pliers pincers 銅線・鉄線類の切断や曲げ加工用工具。英語のpinchのなまったものと思われる。おもに強電関係に用いるものをペンチ,弱電通信機器用の先の細くなったものをラジオペンチと呼んでいる。くわえ部にはつかんだものが滑らないように凸凹の筋が切ってあり,刃部の裏側には丸いものがつかみやすいように,丸くくぼみがえぐってある。針金などを切るとき強く押さえるのはよいが,こじることは刃部を欠損させる。また,刃部がなく,もっぱら線材の曲げ加工に用いるものを丸ペンチと呼んでいる。なお,切断専用のものはニッパーと呼ばれる。執筆者:笹谷 重康 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
百科事典マイペディア 「ペンチ」の意味・わかりやすい解説 ペンチ 金属板や針金の折曲げ加工,切断などに用いる金工具。先端に刻みのある平たん部をもち,その根もとに針金を切る刃がある。電気工事用,無線機器の配線用(ラジオペンチ)などに専用ペンチがある。切断専用のものはニッパーという。→関連項目金工具|プライヤー 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報