ペンチ(英語表記)pincers; cutting pliers

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペンチ
pincers; cutting pliers

てこの原理を利用して銅線鉄線を曲げたり切断したりする作業工具。一般用のペンチと,ラジオやテレビなどの配線,組立,修理に用いるペンチ (曲げ加工専用の丸ペンチと切断もできるラジオペンチが含まれる) がある。 JISではそれぞれ結合部近傍の形から2枚合せと3枚合せの2種類を,品質によって普通級 (記号N) と強力級 (記号H) の2等級 (ラジオペンチを除く) を定めている。

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百科事典マイペディアの解説

ペンチ

金属板や針金の折曲げ加工,切断などに用いる金工具。先端に刻みのある平たん部をもち,その根もとに針金を切る刃がある。電気工事用,無線機器の配線用(ラジオペンチ)などに専用ペンチがある。切断専用のものはニッパーという。
→関連項目金工具プライヤー

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世界大百科事典 第2版の解説

ペンチ【cutting pliers】

銅線・鉄線類の切断や曲げ加工用工具。英語のpinchのなまったものと思われる。おもに強電関係に用いるものをペンチ,弱電通信機器用の先の細くなったものをラジオペンチと呼んでいる。くわえ部にはつかんだものが滑らないように凸凹の筋が切ってあり,刃部の裏側には丸いものがつかみやすいように,丸くくぼみがえぐってある。針金などを切るとき強く押さえるのはよいが,こじることは刃部を欠損させる。また,刃部がなく,もっぱら線材の曲げ加工に用いるものを丸ペンチと呼んでいる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペンチ
ぺんち
cutting pliers
pincers

小さな部品をつかんだり、薄板を曲げたり、針金を切ったりする道具。鋏(はさみ)状で、先端のつかむ部分は平らな角状、先のとがった三角形状のものなど各種ある。つかむ部分の面にぎざぎざをつけて、つかみやすいようにしたものや、つかむ部分の一部に刃をつけて、針金などを切断できるようにしたものなど、その形状種類は多い。

[中山秀太郎]


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精選版 日本国語大辞典の解説

ペンチ

〘名〙 (pinchers から)
① 針金を折り曲げたり、切断したりするのに用いる鋏状の工具。〔音引正解近代新用語辞典(1928)〕
※北京の幽霊(1943)〈飯沢匡〉二幕「ちょっとそのペンチを貸して御覧」
② =パンチ①〔舶来語便覧(1912)〕

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