ペンバ島(読み)ペンバとう(英語表記)Pemba Island

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ペンバ島
ペンバとう
Pemba Island

タンザニア北東部の島。本土のタンガ沖合い約 70kmのインド洋上に位置。面積 984km2。中心地は北西岸のウェテ。高温多湿の熱帯気候で,雨季と乾季に分れる。古代からインドやペルシア湾沿岸地方と密接な交渉をもっていた。 16世紀初めにポルトガルの支配下に入ったが,17世紀にはオマーンのスルタンの支配下に入り,奴隷貿易の基地。 1890年からイギリスの保護領。 1963年ザンジバル島とともに独立,64年1月ザンジバル人民共和国を結成,同年4月タンガニーカ共和国と合併,タンザニアの一部となった。土地は肥沃で,クローブコプラを多産し,同国の重要な輸出品となっている。住民はアラブ系が多い。人口 26万 5039 (1988) 。

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デジタル大辞泉の解説

ペンバ‐とう〔‐タウ〕【ペンバ島】

Pemba Island》インド洋にあるタンザニア領の島。ザンジバル島マフィア島などを含むザンジバル諸島に属し、最も北に位置する。古くからシラジ人が居住し、スワヒリ語を話す。中世よりアラブ人が交易の拠点を置き、19世紀まで奴隷貿易が行われた。香料の原料となる丁子(ちょうじ)1の生産が盛ん。主な町はウェテ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ペンバ島
ぺんばとう
Pemba Island

タンザニア北東部、インド洋上にある島。ザンジバル島の北東50キロメートルに位置する。面積984平方キロメートル、人口31万4000(1994)。古くからアラブ人が渡来し、19世紀まで奴隷貿易の根拠地であった。住民のシラジ人はスワヒリ語を使う。18世紀に導入された丁子(ちょうじ)の世界的産地で、現在はココナッツも重要な農産物である。西岸にチャケ・チャケ、ウェテなどの港、北西端に灯台がある。[中村和郎]

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