ホシクサ

百科事典マイペディアの解説

ホシクサ

ホシクサ科の一年草。本州〜沖縄,東アジア〜オーストラリアに分布し,湿地や水田などにはえる。葉は線形で,根ぎわから束生し,長さ3〜8cm。8〜9月,多数の花茎を伸ばし,頂に灰白色で径約4mmの頭花を単生する。頭花には雄花が少数,雌花が多数つく。名は頭花を星になぞらえたもの。ホシクサ属にはほかに,頭花が白色で大きいシラタマホシクサ,またイヌノヒゲイトイヌノヒゲなど40種ほどがあり,いずれも湿地や水中にはえる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ホシクサ【Eriocaulon cinereum R.Br.】

湿地や水田にはえるホシクサ科の一年草(イラスト)。葉は線形で長さ3~8cm,根際から多数束生し,しばしば沈水状態にある。8~9月に多数の花茎を伸ばし,先端に1個ずつ白色の頭花をつける。和名は頭花を星にみたてたものである。頭花は卵状球形で径約4mm。総苞片は花より短い。少数の雄花と多数の雌花がある。いずれも長さ1.5~2mm。雄花では3枚の外花被が先端だけを残して苞状に合着し,花冠を抱く。花冠は筒状に合着した3枚の内花被からなり,中央に6本のおしべがある。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホシクサ
ほしくさ / 星草
[学]Eriocaulon sieboldianum Sieb. et Zucc.

ホシクサ科の一年草。葉は多数根生し、長さ3~6センチメートル、幅1~2ミリメートル、先は細くとがる。8~10月、3~15センチメートルの花茎を数~十数本出し、灰白色で卵球形、長さ3~4ミリメートルの頭花をつける。総包は頭花より小さく、目だたない。雄花は花弁、萼片(がくへん)ともに3枚、それぞれ互いに合着し、下部は筒になる。葯(やく)は白色。雌花は花弁はなく、萼片は2枚で離生する。水田や湿地に生え、日本、および東アジア、南アジア、オーストラリア、アフリカに分布する。名は、頭花が多数の花茎の先に点々とつくようすを、ちりばめられた星に見立てたもので、別名ミズタマソウ(水玉草)ともいう。[清水建美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大阪桐蔭高等学校

大阪府大東市にある男女共学の私立高校。1983年、大阪産業大学高等学校(現・大阪産業大学附属高等学校)の分校として設置され、1988年に現名称で独立した。神奈川県横浜市にある桐蔭学園高等学校とは無関係...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android