コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ホトケノザ

百科事典マイペディアの解説

ホトケノザ

シソ科の一〜二年草。本州〜沖縄,ユーラシア大陸に広く分布し,路傍畑地にはえる。は高さ10〜30cm,は対生し円形で,下部の葉は柄が長いが,上部の葉は無柄で互いに茎を抱く。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ホトケノザ【henbit】

畑や道端に普通にみられるシソ科の越年雑草(イラスト)。茎は基部で分枝し,数本立ち上がって,高さ10~30cm,葉は対生し,茎の下部にあるものは葉柄があるが,上部のものは葉柄がなく,腎心形で長さ1~2.5cm,相対して車座に茎をとりかこむようにつき,数個の花をその腋(えき)につける。花は4~6月ころに開き,約2cm弱の紅紫色で細長い筒をもった唇形花をつける。しかし,つぼみのままで開かないで自家受粉をして果実をつける閉鎖花をつけることも多い。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホトケノザ
ほとけのざ / 仏の座
[学]Lamium amplexicaule L.

シソ科の越年草。茎は下部で分枝して立ち上がり、高さ10~30センチメートル。葉は対生し、茎の下部のものは葉柄があるが、上部ではなく、半円形で縁(へり)に浅い鋸歯(きょし)状の切れ込みがあり、相対して茎を車座に抱く。名は、この葉の状態を仏座に例えたもの。また、葉が数段になるのでサンガイグサ(三階草)の名もある。春、葉腋(ようえき)に筒状唇形で長さ1.7~2センチメートルの紅紫色花をつけるが、多くは閉鎖花となって、つぼみの状態のままで開かないで結実するものが多い。畑や道端に生え、ユーラシア大陸、アフリカ北部に広く分布し、北アメリカに帰化する。なお、春の七草のうちのホトケノザは本種ではなく、キク科のコオニタビラコだといわれる。ところが、京都冷泉(れいぜい)家に残る、春の七草を書いた掛軸にあるのはオオバコであり、異説もある。[村田 源]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内のホトケノザの言及

【キュウリグサ】より

…若い茎葉は食用として山菜料理に用いられる。春の七草のホトケノザは本種であると考えられたことがあるが,正しくはキク科のコオニタビラコである。全草を中国や日本で民間薬として利用することがある。…

【タビラコ】より

…本州~九州,朝鮮,中国に分布する。コオニタビラコとも呼び,春の七草のホトケノザは本種であるという人もいる。羽状に分裂した葉が,田の面にロゼットをなして生育するようすから〈田平子〉とよばれる。…

※「ホトケノザ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

ホトケノザの関連キーワードコオニタビラコ(小鬼田平子)キュウリグサ(胡瓜草)ホトケノザ(仏の座)コオニタビラコサンガイグサ西条の七草春の七草御輿草田平子ナズナ七草粥三階草三界草正月山菜車草七草仏綴霞草

ホトケノザの関連情報