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ホーホフート ホーホフート Hochhuth, Rolf

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ホーホフート
ホーホフート
Hochhuth, Rolf

[生]1931.4.1. エッシュウェーゲー
ドイツの劇作家。ローマ教皇ピウス 12世の第2次世界大戦中の行動を批判した戯曲『神の代理人』 Der Stellvertreter (1963) によってキリスト教世界にセンセーションを喚起し,国際的な話題を呼んだ。

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デジタル大辞泉の解説

ホーホフート(Rolf Hochhuth)

[1931~ ]ドイツの劇作家。ナチス戦争犯罪を黙認したローマ教皇の責任を追及した演劇作品「神の代理人」で知られる。他に「兵士たち」「ゲリラ」「助産婦」など。

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百科事典マイペディアの解説

ホーホフート

ドイツの劇作家。ナチスに宥和(ゆうわ)的態度を示した教皇ピウス12世の責任を追及する戯曲《神の代理人》(1963年)でセンセーションをまき起こし,《兵士たち》(1967年)ではチャーチルの政策を取り上げ,強大な組織の中での個人の責任問題と取り組んでいる。

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世界大百科事典 第2版の解説

ホーホフート【Rolf Hochhuth】

1931‐
ドイツの作家。ヘッセン州の小都市エシュウェーゲ生れ。1963年に刊行と同時にベルリンでE.ピスカートルの演出で上演された処女作《神の代理人》は,全キリスト教世界にかつて例をみない衝撃を与え,無名だった作者の名を人びとの脳裏にきざみつけた。ナチスのユダヤ人虐殺に教皇ピウス12世が沈黙を続けたのは宗教的に許されることであったか,その態度は政治的判断としても誤ってはいなかったかと,記録資料を駆使して,いわば世界最高の宗教的権威の戦時中の態度に重大な疑問を投げかけたからである。

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大辞林 第三版の解説

ホーホフート【Rolf Hochhuth】

1931~ ) ドイツの劇作家。ナチス-ドイツのユダヤ人虐殺を知りながら沈黙し続けたローマ教皇に疑問を呈した「神の代理人」で知られる。ほかに「兵士たち」「ゲリラ」「助産婦」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ホーホフート
ほーほふーと
Rolf Hochhuth
(1931― )

ドイツの劇作家、小説家。エシュウェーゲ生まれ。1963年、ナチスのユダヤ人虐殺を黙視した当時のローマ教皇ピウス12世の戦争責任を告発する戯曲『神の代理人』(エルウィン・ピスカートル演出)によってセンセーショナルデビューを飾る。同戯曲は25か国で上演され、1960年代に開花する記録演劇の先駆となった。以後政治演劇の旗手として、チャーチルの戦争責任を追及する『兵士たち』(1967)、アメリカ資本主義の機構を剔抉(てっけつ)する『ゲリラ』(1970)を発表した。その後も、ドイツの繁栄社会の背後に潜む貧困を描く喜劇『助産婦』(1972)、アリストファネスを下敷きにした喜劇『女の平和とNATO』(1974)など次々に問題作を発表。前者では田舎町の役人や政治家の偽善を暴き、後者ではNATO(北大西洋条約機構)の海軍基地建設に反対するギリシア人の農婦たちのセックス・ストライキを活写して好評を博した。『ある猟師の死』(1974)は、ヘミングウェイの猟銃自殺の直前を再現するモノドラマ。長編『ドイツの愛』(1978)では、ふたたび第二次世界大戦中の記録に基づいてポーランド人捕虜とドイツ人女性との許されぬ愛の破滅を描き、風化しかけた過去の罪過を鋭く問いかけた。その資料取材中に、現職の州首相の戦争犯罪を確認して辞職へと追い込み、その経緯を『法曹一家』(1980)にドラマ化した。その後の戯曲に、新薬開発をめぐる製薬企業と医師の不透明な癒着にメスを入れる『女医一家』(1980)、神話に仮託してアメリカの大統領暗殺に立ち上がる女性の悲劇『ユーディット』(1984)、『14年夏 死の舞踏』(1990)、『ワイマールの西野郎たち』(1993。西野郎とは旧西ドイツ人の蔑称)、『エフィの夜』(1998)のほか、小説には『アラン・トゥーリング』(1987)や『ユーリア』(1994)がある。[丸山 匠]
『森川俊夫訳『神の代理人』(1964・白水社) ▽森川俊夫訳『兵士たち――ジュネーヴ鎮魂歌』(1967・白水社) ▽森川俊夫訳『ゲリラ――五幕悲劇』(1971・白水社)』

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