日本大百科全書(ニッポニカ) 「マウントバッテン」の意味・わかりやすい解説
マウントバッテン
まうんとばってん
Louis Mountbatten, 1st Earl Mountbatten of Burma
(1900―1979)
イギリスの軍人。ビクトリア女王の曽孫(そうそん)として生まれる。1913年に海軍に入り、第二次世界大戦では、東南アジア連合軍最高司令官として、ビルマ(現ミャンマー)を日本から奪回するうえで大きな働きをした。アジア情勢に通じたこの経験を買われて、1947年インド総督に任命され、インド独立に立ち会った。1959年から参謀総長を務めて1965年に退任。1979年8月、保養先でアイルランドのカトリック過激派によって暗殺された。
[木畑洋一]