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マジュラニッチ マジュラニッチ Mažuranić, Ivan

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

マジュラニッチ
マジュラニッチ
Mažuranić, Ivan

[生]1814.8.18. ノビビノドルスキ
[没]1890.8.4. ザグレブ
クロアチアの詩人,政治家。一時,クロアチアの長官となり,ザグレブに大学を設立した。代表作は,叙事詩スマイル=アガ・チェンギッチの死』 Smrt Smail-age Čengijića (1846) 。

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世界大百科事典 第2版の解説

マジュラニッチ【Ivan Mažuranić】

1814‐90
ユーゴスラビアの詩人,政治家。クロアチアの生れ。ザグレブで法律を学び,さまざまな言語を修得し,抒情詩を書いた。ガイの主唱するイリュリア運動に共鳴,その機関紙にトルコ人の暴政を糾弾した叙事詩《スマイル・アガ・チェンギッチの死》(1846)を発表して,絶賛を博した。やがて政治家に転じ,総督(バン)として数々の改革を行い,大学も創設した。1850年ウィーンセルビアカラジッチらと,セルビア語クロアチア語は共通の言語であるとする〈文語協定〉を結んだ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マジュラニッチ
まじゅらにっち
Ivan Maurani
(1814―1890)

クロアチアの詩人、政治家。ザグレブ・アカデミーで法学を修め、国会議員行政長官、クロアチア知事(1873~80)など枢要の地位につき、学校教育制度を組織した。彼の詩人としての最大の業績は、長いトルコ支配に抵抗するモンテネグロ人の苦闘を八音節詩形で簡潔に描き、南スラブ民族の統一を訴える叙事詩『スマイル・アガ・チェンギッチの死』(1846)の一作に代表されるといってよい。[栗原成郎]

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世界大百科事典内のマジュラニッチの言及

【イリュリア運動】より

…ユーゴスラビア,クロアチア人の間で行われた1830,40年代の民族主義運動,民族再生運動。当時南スラブ人はイリュリア人の後裔と考えられていたため,この名が用いられた。封建時代から資本主義時代への移行期における商業の隆盛と,インテリゲンチャの増大が背景として考えられるが,運動の発生をうながしたのはフランス革命が広めた諸理念と,スロバキア人J.コラールシャファーリクなどが唱えていたパン・スラブ主義である。…

【イリュリア運動】より

…42年には半月と明星をあしらった紋章も生まれた。論文《デセルタツィア》を書いて新思想に賛同したドラシュコビッチJanko Drašković伯(1770‐1856),叙事詩《スマイル・アガ・チェンギッチの死》でシュト方言の傑作をものしたマジュラニッチIvan Mažuranić(1814‐90)など,《明星》に当時ほとんどのクロアチア作家,愛国者が結集。42年にはマティツァ・イリュリスカが設立されて出版活動が始められた。…

【カラジッチ】より

…これによって民衆の言葉が簡潔で力強い文語として成立し,後代に計り知れない影響を与えた。また1850年にはI.マジュラニッチなどとウィーンで〈文語協定〉を結び,セルビア人とクロアチア人は同一の文語を持つことを確認した。【田中 一生】。…

【ユーゴスラビア】より


[近代文学の展開]
19世紀のロマン主義がまず各民族の自覚を促すと,いまなお人々に愛誦される佳作がいくつか生まれた。クロアチア人のガイが主唱するイリュリア運動に参加したマジュラニッチは,トルコ人の非人間性を描いた叙事詩《スマイル・アガ・チェンギッチの死》(1846)を発表し,〈スロベニアのプーシキン〉といわれたプレシェレンは愛国的な抒情詩《ソネットの花環》(1834)を,モンテネグロの聖俗界に君臨したニェゴシュ(ペータル2世)はオペラ形式の英雄叙事詩《栄光の山並み》(1847)を完成した。当時ウィーンにあってセルビア人の口承文芸を収集・刊行していたカラジッチは,大胆にセルビア語を簡素化した。…

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