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マメザクラ

百科事典マイペディアの解説

マメザクラ

バラ科の落葉小高木。中部・関東地方の低山〜亜高山に分布し,特に富士山周辺に多いのでフジザクラの名もある。よく分枝し,全体に多少の斜上毛がある。葉は倒卵形で重鋸歯(きょし)があり,長さ3〜5cm,基部にやや大きな1対の腺がある。
→関連項目サクラ(桜)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

マメザクラ
まめざくら / 豆桜
[学]Prunus incisa Thunb.

バラ科の落葉低木または小高木。富士山、箱根山に多くみられるので、フジザクラ、ハコネザクラともいう。細い小枝をよく分枝する。葉は互生し、倒卵形で長さ3~5センチメートル、先は鋭くとがり、縁(へり)に欠刻状の重鋸歯(じゅうきょし)があり、両面や葉柄にすこし毛がある。3~5月、葉に先だって、ヤマザクラより小さな、径2~2.5センチメートルの花を1~3個集めて開く。萼片(がくへん)に鋸歯はなく、小花柄に毛を散生する。果実は小球形、6月に赤色から紫黒色に熟す。関東地方南部、甲信地方から静岡県に分布する。
 品種リョクガクザクラは、萼、小花柄、若葉が鮮緑色で、花弁は純白である。また中部地方以西の本州には、変種のキンキマメザクラが分布する。[小林義雄]

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世界大百科事典内のマメザクラの言及

【サクラ(桜)】より

…一般にサクラと総称しているものは,主として北半球の温帯と暖帯に分布しているバラ科サクラ属サクラ亜属の主として落葉性の樹木で,花がいっせいに開花して美しいものが多く,広く観賞されている。日本にはヤマザクラ,オオヤマザクラをはじめ,カスミザクラ,オオシマザクラ,マメザクラ,エドヒガン,チョウジザクラ,ミヤマザクラ,タカネザクラなど10種類ほどの自然種を基本として,変種や品種をあわせると約100ほどの種類が野生している。サクラ類の多くは陽樹で,しかも二次林を構成する生長の速い種が多いため,人家で栽植するにも好適であり,これらの野生種から多数の園芸品種が育成され,その数も200から300といわれる。…

※「マメザクラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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