デジタル大辞泉
「マロングラッセ」の意味・読み・例文・類語
マロン‐グラッセ(〈フランス〉marrons glacés)
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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マロン‐グラッセ
- 〘 名詞 〙 ( [フランス語] marrons glacés ) フランス風の栗(くり)の砂糖漬け菓子。皮をむいた栗を糖液で煮ふくめ、さらに糖度の高い液に漬けておいたのち、乾燥させて製する。
- [初出の実例]「ほんの時々マロン・グラッセの一つも抓むぐらゐで、決して甘党ではない」(出典:それは毒だ(1936)〈獅子文六〉増税に困らない夫婦)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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マロングラッセ
marrons glacés [フランス]
クリを砂糖漬にして表面に薄く糖衣をかぶせた菓子。大粒のクリの鬼皮(外皮)をむき,あくをとりながらゆっくり柔らかくなるまでゆで,形を崩さぬように渋皮を除く。これをバニラの風味をつけたシロップに漬け込み,1日おいて取り出し,シロップの濃度を少し上げてまた漬ける。糖度18度程度のシロップから始めてこの操作を1週間ほど繰り返し,糖度32度のものに漬けたあと乾燥させて,表面に砂糖の薄い膜をはらせる。
執筆者:辻 静雄
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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マロングラッセ
まろんぐらっせ
marrons glacés フランス語
大粒のクリmarronを砂糖漬けにして表面に糖衣をかぶせた(=グラッセglacé)フランス菓子。17世紀ごろからフランスでつくられた。クリの鬼皮をむき、蒸し煮して渋抜きしながら果肉を柔らかくして、渋皮をていねいに取り除く。これを、バニラエッセンスを加えたシロップに浸(つ)けて糖分をしみ込ませていくが、糖度は初め低いものから、しだいに濃いものに浸け換え、10日以上かけてゆっくり浸透させる。最後に、表面の糖液を洗い、乾燥して製品とする。マロングラッセは外形がだいじなので果肉に傷をつけないよう、また形を崩さないようにすることがたいせつである。
[河野友美・山口米子]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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「マロングラッセ」の意味・わかりやすい解説
マロングラッセ
クリを砂糖漬にしたもので,フランスの高級菓子として知られる。大粒のクリを柔らかくなるまでゆでて渋皮をむく。それをシロップに漬け,砂糖の濃度を順次増しながら数日間おいたのち,乾燥させる。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
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マロングラッセ【marrons glacés(フランス)】
洋菓子の一種。大粒の栗を砂糖漬けにしたもの。鬼皮をむいてゆで、渋皮をむいた栗を、砂糖液に漬け込んで沸騰させないように加熱し、糖度を少しずつ上げて煮詰め、表面を乾燥させて仕上げたもの。
出典 講談社和・洋・中・エスニック 世界の料理がわかる辞典について 情報
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出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報
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