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ミショー ミショー Michaux, Henri

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ミショー
ミショー
Michaux, Henri

[生]1899.5.24. ナムール
[没]1984.10.18. パリ
ベルギー生まれのフランスの詩人,画家。水夫としてアジア南アメリカを旅し,詩集『私は誰だった』 Qui je fus (1927) ,『わが領土』 Mes propriétés (1929) ,『プリュームという男』 Un certain Plume (1930) ,旅行記『エクアドル』 Equador (1929) ,『アジアにおける一野蛮人』 Un barbare en Asie (1932) などを発表,ジッドに認められ広く紹介された。

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デジタル大辞泉の解説

ミショー(Henri Michaux)

[1899~1984]フランスの詩人・画家。ベルギー生まれ。斬新な語法による幻想性のうちに、不安に満ちた内的世界を探究。また絵画では、アンフォルメルの先駆者とされる。詩集「ひだの中の人生」など。

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百科事典マイペディアの解説

ミショー

フランスの詩人,画家。ベルギー生れ。水夫として世界各地へ渡航後,ロートレアモンの影響を受けて詩作を始め,《私は誰だったか》(1927年)以下の散文詩集で〈内的空間〉を探り続ける。
→関連項目ペヨーテルトスワフスキ

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世界大百科事典 第2版の解説

ミショー【Henri Michaux】

1899‐1984
フランスの詩人,画家。ベルギーのナミュールに生まれ,ブリュッセルで育つ。1924年パリに出て,《かつての私》(1927),《わが領土》(1929),《プリュームという男》(1930),《夜動く》(1935)などの詩集で,主として散文詩形を用いて夢魔に憑(つ)かれた自己の内部の狂気と幻覚の領域を探求する一方,南アメリカ,北アフリカ,アジアなど世界各地を旅行して,旅行記《エクアドル》(1929),《アジアにおける一野蛮人》(1933)を刊行する。

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大辞林 第三版の解説

ミショー【Henri Michaux】

1899~1984) ベルギー生まれのフランスの詩人・画家。第二次大戦中の抵抗詩と幻想的な散文詩が名高い。詩集「夜は動く」「試練・悪魔祓い」、メスカリン服用の記録「みじめな奇跡」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ミショー
みしょー
Henri Michaux
(1899―1984)

フランスの詩人、画家。ベルギー生まれだが、1955年フランスに帰化した。シュルレアリストと同世代に属し、共通する内的探求を課題としながら、いかなるグループにも属さずに独得の世界を開拓した。ロートレアモンの影響下に詩作を始め、外界の不可解な敵意への不安、そこに生きる困難さ、言語への不信感にさいなまれながら、言語に対する大胆な破壊作業を通じて特異なユーモアをたたえた斬新(ざんしん)な表現を生み出すことで、その不安を克服しようとした。その結果、言語は一種の悪魔祓(ばら)いの効用を帯びることになる。海外旅行体験をもとに奇妙な風俗の土地を描いた『エクアドル』(1929)、『アジアの一野蛮人』(1933)などの旅行記、奇怪な幻想に満ちた内的領土を描いた『グランド・ガラバーニュの旅』(1936)、生の困難を戯画化した『プリューム』(1938)などの詩集がある。また、麻酔性をもつメスカリンをはじめとする幻覚剤を用いた内部世界探求の軌跡は『みじめな奇蹟(きせき)』(1955)、『深淵(しんえん)からの認識』(1961)その他の著作や膨大な数のデッサンにみられる。象形文字的な線や飛沫(ひまつ)を中心とするその絵画作品はアンフォルメル絵画の先駆とみなされ、晩年の著作では文章とデッサンが混じり合った例も多い。ほかに詩集『かつての私』(1927)、『試煉(しれん)・悪魔祓い』(1945)など多数の作品がある。[田中淳一]
『小海永二訳『アンリ・ミショー全集』全三巻(1953・青土社)』

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