百科事典マイペディア 「ルトスワフスキ」の意味・わかりやすい解説
ルトスワフスキ
→関連項目ホリガー
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ポーランドの作曲家。ワルシャワでピアノと作曲を学び,新鮮で個性的な作品を書きつづけ,20世紀の偉大な作曲家の一人として評価されている。彼は《管弦楽のための協奏曲》(1954)から《葬送音楽》(1958)を経て,合唱と管弦楽のための《アンリ・ミショーによる三つの詩》(1963)で不動の名声を築いた。彼の音楽には自然な流れがあり,前衛的な技法を取り入れてはいるが,《チェロ協奏曲》(1970)のように構成は論理的で,表現は色彩豊かである。次いで《ノベレッテ》(1979)やオーボエ,ハープのための《二重協奏曲》(1980)では旋律美を求め,絶えず斬新な音楽を切り開いた。また教師および自作の指揮者としても活躍した。
執筆者:田村 進
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ポーランドの作曲家。生地のワルシャワ音楽院に学ぶ。ピアニストとして出発したが、第二次世界大戦後は作曲と教育活動に専念。欧米諸国に招かれて教鞭(きょうべん)をとり、国内外の賞を多数贈られるなど、現代作曲界で高く評価されている。弦楽合奏曲『葬送音楽』(1958)のころから斬新(ざんしん)な手法を取り入れ、管弦楽曲『ベネチアの遊び』(1961)、声楽と管弦楽のための『アンリ・ミショーによる三つの詩』(1963)では偶然性を導入。チェロ協奏曲(1970)など多様な作品があるが、鋭い音感覚と論理的構成に一貫した特徴がある。
[益山典子]
出典 (社)全日本ピアノ指導者協会ピティナ・ピアノ曲事典(作曲者)について 情報
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