ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルトスワフスキ」の意味・わかりやすい解説
ルトスワフスキ
Lutosławski, Witold
[没]1994.2.7. ワルシャワ
ポーランドの作曲家。ワルシャワ音楽院で理論と作曲,同地の大学で数学を学ぶ。初期は『交響変奏曲』 (1938) や『パガニーニの主題による変奏曲』 (41) にみられるように新古典主義的作風であったが,1958年 B.バルトークの思い出のための弦楽合奏『葬送曲』で 12音技法を採用,さらに 61年『ベネチアの遊戯』で偶然性の要素を導入,K.ペンデレツキとともにポーランド前衛音楽の代表者であった。代表作である『交響曲第二番』 (67) が第9回京都賞 (93) を受賞し,来日した。
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