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メシエ Messier, Charles

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メシエ
Messier, Charles

[生]1730.6.26. バドンビエ
[没]1817.4.12. パリ
フランスの天文学者。幼くして父を亡くし,パリに出て 1751年天文学者ジョゼフ=ニコラ・ドリルに仕える。1755年からオテル・ド・クリュニ天文台の雇員として観測に従事。1759~98年,十数個の彗星の新発見によって名声を博し,その功により 1764年ロンドンのロイヤル・ソサエティ会員に,さらにベルリン,ペテルブルグのアカデミー会員に選ばれる。1770年パリ科学アカデミー会員,次いでスウェーデンおよびオランダの科学アカデミー会員にもなる。1806年レジオン・ドヌール勲章を受章。彗星観測のほか,多くの星雲の発見でも知られる。彗星と紛らわしい 100個余りの星雲状天体の表をつくり,メシエカタログとして出版した。メシエカタログには多数の星雲,星団,超新星残骸,銀河が含まれている。

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百科事典マイペディアの解説

メシエ

フランスの天文学者。すい星の発見に没頭するかたわら,すい星とまぎらわしい星雲状天体の位置を記録,1771年45個を表(メシエ星表)として発表,1781年には改訂して103個を収録。
→関連項目メシエ星表

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世界大百科事典 第2版の解説

メシエ【Charles Messier】

1730‐1817
フランスの天文観測家。1751年パリで天文学者ドリールJ.N.Delisle(1688‐1768)の手伝いとしてやとわれ,その後航海天文台の事務員となった。1758‐59年にハリーすい星の再来をフランスで初めて観測した。それからすい星発見に没頭して,ルイ15世から〈すい星発見の名手〉と呼ばれ,15~16個の新すい星を独立発見した。その間,すい星とまぎらわしい星雲状天体の位置を記録して,71年に45個の,81年に改訂して103個の表(メシエ星表)を発表した。

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大辞林 第三版の解説

メシエ【Charles Messier】

1730~1817) フランスの天文学者。彗星の研究を行い、世界最初の星雲・星団の目録(メシエのカタログ)を作成した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メシエ
めしえ
Charles Messier
(1730―1817)

フランスの天文学者。星雲星団目録の最初の作成者。ロレーヌ地方の出身で、1751年パリに出て、天文学者ドリールJoseph-Nicolas Delisle(1688―1768)の観測所に雇われ記録係を務めた。ハリー彗星(すいせい)の近日点通過が予言されていた1759年、ドリールの指示によってその観測にあたり、以来、彗星の発見と観測に打ち込む。1760年ドリール引退後、実権を得て、21個の彗星を観測し、うち15個は彼自身の発見とされる。1764年王立協会会員となり、1770年にはフランスほか数か国のアカデミー会員に列せられた。また、彗星に見違えやすい天体、つまり星雲と星団を選別するためにその目録(メシエ・カタログ)を作成し、1771年には45個、1786年までに計109個を登録した。この記載ではたとえばM1がおうし座かに星雲である。[島村福太郎]

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世界大百科事典内のメシエの言及

【宇宙】より

… 空には惑星や恒星のほかに,星雲と呼ばれるぼんやりしたかすかな天体が多数見られる。フランスでC.メシエが103個の星雲や星団の表を作成した(1781)のに続き,ハーシェル父子をはじめ多くの観測者がさまざまな星雲表を発表した。肉眼でも認められるアンドロメダ星雲をはじめとするこれらの星雲は,すでにライトやカントによって銀河系と同様に多数の恒星の集りであると憶測され,その後ドイツのA.vonフンボルトはこれらの系を島宇宙と呼んだ(銀河系外の銀河の呼名として今日もなお使われることがある)。…

【天文台】より

…75年,木星の衛星の食の観測から光速度を求めたO.C.レーマーの有名な仕事もここで行われた。18世紀に入ると,パリ天文台の観測家たち,例えばN.L.deラカイユは南アフリカへ赴いて南天星の組織的研究を行い,C.メシエは星雲,星団,銀河103個を含むメシエ星表を発表して,恒星・銀河天文学の歴史を開いている。19世紀後半の1876年には,パリ郊外にムードン天体物理天文台を建設し,口径1mの反射,83cmの屈折両望遠鏡や太陽観測装置を備えて新しい活動を開始した。…

※「メシエ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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