メビウス(英語表記)Möbius, August Ferdinand

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

メビウス
Möbius, August Ferdinand

[生]1790.11.17. シュールポルタ
[没]1868.9.26. ライプチヒ
ドイツの数学者,天文学者。「メビウスの曲面」と解析幾何学 (メビウス幾何学。→共形幾何学 ) の研究で知られる。 1815年,ライプチヒ大学の天文学教授となり,のちに大学の天文台台長となる。天文学者としての評判は『惑星の星食の計算について』 (1815) によって確立された。彼の数学の論文は大部分『クレーレ・ジャーナル』に発表されたもので,その多くは幾何学に属している。彼は『重心計算』 (1827) において,解析幾何学に斉次座標を導入し,射影変換を扱い,論文の多くは,この方法を用いたものである。「メビウスの曲面」は,彼がパリの科学アカデミーに提出した覚え書のなかで研究されている。この覚え書は彼の死後発見された。そのほかに静力学の教科書も書いている (1837) 。全集 (4巻) が 1885~87年に出版された。

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デジタル大辞泉プラスの解説

メビウス

JTが製造、販売するタバコのブランド、また、その商品名。1977年6月、販売開始。タール10mg、ニコチン0.8mg、20本入り。「メビウス」ブランドとして「ライト」「エクストラライト」、低臭気タバコの「ディースペック」、ほかにメンソール、ボックスタイプがある。2013年2月に主力ブランド「マイルドセブン」から名称を変更して誕生。「メビウス(MEVIUS)」は造語で、旧ブランド名「マイルドセブン(MILD SEVEN)」のMとSの間に英語で「進化」を意味するEVOLUTIONのEV、「私とあなた」を意味する「I&YOU」のIUを挟み組み合わせたもの。

メビウス

シャープが販売するパーソナルコンピュータのブランド名。

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大辞林 第三版の解説

メビウス【August Ferdinand Möbius】

1790~1868) ドイツの天文学者・数学者。ガウスに天文学を学ぶ。同次座標の概念の導入、図形の幾何学的親縁性の系統的研究、双対原理の考察など数学に多くの業績を残した。メビウスの帯で知られる。

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知恵蔵miniの解説

メビウス

日本たばこ産業(JT)が製造・販売するタバコの主力銘柄「マイルドセブン」の新名称。「MILD SEVEN」のMとSに、Evolution(進化)のEとV、自社のIと顧客のU(You)を取って名付けられた。マイルドセブンは国内では1977年に、海外では81年に販売が開始され、同社の世界でのたばこ販売の約14%、日本では約5割を占める主力ブランドへと成長した。しかし、近年は健康志向で国内市場の縮小が続いており、拡大の余地がある海外市場でのブランド力向上を図るため、「メビウス」への名称変更を決定。国内では2013年2月より名称を改めて販売、海外では13年夏をめどに順次、切り替えられることとなった。

(2012-08-9)

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

メビウス
めびうす
August Ferdinand Mbius
(1790―1868)

ドイツの数学者、天文学者。プロシアのシュルプフォルタに生まれる。1813~1814年ゲッティンゲン大学のガウスの下で天文学の実習を受け、のちに彼の推薦でライプツィヒのプライセンブルク天文台長、同大学教授となった。理論天文学の面では、『惑星による星食の計算について』De computandis occultationibus fixarum per planetas(1815)で名を得た。数学者としては晩成で、彼の有名な主著『重心算法』Der barycentrische Calcul(1827)も、1843年に至って偶然師のガウスの目に留まり激賞されるような状態で、目だつことのない人柄であった。『重心算法』では重心の考えによって点の「斉次座標」を導入し、一つの平面(一般に空間)から他の平面へのアフィン変換、射影変換を考えた。その基礎は「メビウスの網」である。のちには円を円に移す変換なども考えた。裏表のない「メビウスの帯」はよく知られているが、これは彼がかなり高齢になった1858年ごろの発見であった。[寺阪英孝]

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現代外国人名録2012の解説

メビウス
Moebius


国籍
フランス

専門
漫画家;イラストレーター

本名
ジャン ジロー

別名
旧筆名=ジール

生年月日
1938

経歴
フランス・コミック(バンド・デシネ=BD)の巨匠として世界的な人気を持つ。1955年17歳でデビュー。’63年ジールの筆名で西部劇〈ブルーベリーシリーズ〉を手掛ける。また、同年からメビウスの名前でファンタジーを描き始める。’74年「メタル・ユラン」誌を創刊。独特の浮遊感覚に満ちた作風が特徴。「トロン」「エイリアン」など映画の仕事も多い。装画作品に〈ジュール・ヴェルヌ・コレクション〉(集英社文庫)、翻訳本に「謎の生命体アンカル」(’86年)、「B砂漠の40日間」がある。2009年京都と東京でのシンポジウムと原画展のため来日。日本マンガに多大な影響を与えたことでも知られる。

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