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ヤオ族 ヤオぞく Yao

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヤオ族
ヤオぞく
Yao

タンザニア南部,マラウイ南部,モザンビークなどに住むバンツー語系の諸民族の総称。母系制である以外は,言語,文化,社会,宗教的に,東バンツー語系諸族に近い。言語はニジェールコンゴ語派のベヌエ=コンゴ諸語に属する。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤオ族
やおぞく / 族・瑤族
Yao

主として中国南部の山地に居住する少数民族。中国では、広西(こうせい/カンシー)チワン族自治区と広東(カントン/コワントン)、湖南、雲南、貴州の各省に住み、さらにインドシナ半島北部にも及ぶ。タイではミエンと自称し、ベトナムではマンと称する。中国国内のヤオ族人口は213万4000(1990)で、広西チワン族自治区にはヤオ族全体の60%が住む。ヤオ語はシナ・チベット語族ミャオ・ヤオ語群に属するが、非常に複雑に方言が分かれている。ヤオは、山地でおもに焼畑耕作をする部族社会であり、小集団がまとまって広い地域に分散して住むのが特徴である。政治的単位である村落は祖先祭祀(さいし)、外婚制を特色とする父系親族集団である。ヤオは宋(そう)代の『渓蛮叢笑(けいばんそうしょう)』で山(サンヤオ)とよばれたように、もっぱら山に住む民族であり、長くヤオの間に伝え保たれてきた漢字体の文書類をもって山を渡り歩いて独自の文化を保ってきた。この文書は、祖先祭祀、成年式、招魂、病気治癒その他冠婚葬祭など彼らの日常生活を律する重要な儀礼や年中行事を行うシャーマン「設鬼(シプミエン)」が使う祈祷呪文(きとうじゅもん)の経典類などである。このなかには占星と関係のある天文暦、風水や農業のテキストなども含まれる。これらの文書を通じてヤオの宇宙観や世界観がうかがえるのである。ヤオの祭りには、春節をはじめとして、社主節、清明節、達努節のほか、若い男女が対歌を歌う要望節などがある。[清水 純]

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