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ヨシ(蘆∥葭∥葦) ヨシreed grass

世界大百科事典 第2版の解説

ヨシ【ヨシ(蘆∥葭∥葦) reed grass】

いたるところの水湿地に群生するイネ科の多年草イラスト)。地下に長くはった根茎を縦横に出し,茎は直立して高さ1~3mになり,円柱形で多数の節がある。葉は茎の節につき,幅の狭い披針形で,やや硬く,灰白色を帯びた緑色で,先がとがり,上部は垂れる。夏から秋にかけて茎の頂に長さ40cmに及ぶ大型の円錐花序を抽出し,その上部と多数の長い枝はやや下向きになる。小穂は小枝上に多く密生し,淡い褐色で,長さは10~17mm,2~4個の小花が有り,最下の小花は雄性,他は雌性で,長い白い毛が生えている。

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世界大百科事典内のヨシ(蘆∥葭∥葦)の言及

【リード】より

…植物のアシ(蘆)の意。またそこから転じて気鳴楽器を鳴らすための振動体のこと。アシやダンチク(暖竹)などの茎には適当な弾力があり,これを加工した小薄片がある種の管楽器の音源に古くから用いられたが,素材の名である〈リード〉がいつか振動体の意味にもなり,材質と無関係に使うこともできる用語になったのである(たとえば金属製,合成樹脂製などの振動体もリードと呼んでいる)。諸型式のものがあるが,普通は管の入口に付けられていて気流の通過で振動し,気流にパルス状の断続を与える。…

【湿原】より

… 沼沢湿原は,湖沼の岸や河川の排水の悪い氾濫(はんらん)原などにみられ,栄養物質に富んだ水に涵養(かんよう)され,泥炭は集積しない。ヨシ原に代表されるが,オギはヨシよりも浅いところに,マコモ,ヒメガマは深いところに出現する傾向がみられ,沼沢植物の分布は水深と関係する。 泥炭湿原は,植物遺体の分解量が生産量を下回るためヨシ,スゲ類,ミズゴケ類などの植物遺体が集積し泥炭化するところに形成されるので,寒冷な亜寒帯・冷温帯に多い。…

※「ヨシ(蘆∥葭∥葦)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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