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ヨシキリザメ Prionace glauca; blue shark

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ヨシキリザメ
Prionace glauca; blue shark

メジロザメ目メジロザメ科の海水魚。全長 4m。体は細長い紡錘形で,吻がとがる。尾鰭起部の尾柄上下に凹窩がある。呼吸孔をもたない。眼は丸く,瞬膜がある。胸鰭は長く鎌状。体の背方は暗青色,腹方は白色。性質は荒く,水泳中の人を襲うことがある。常に表層を遊泳する。胎生で,普通 25~50尾を産む。世界の暖海に広く分布する。

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ヨシキリザメ

世界の海に広く分布する。スマートな体つきに、鮮やかな青色の背中と白い腹部のコントラストが特徴的。これまでの国内最長飼育記録は葛西臨海水族園(東京)の「244日」。ストレスに弱く、世界でもほとんど飼育例がない。

(2017-02-22 朝日新聞 朝刊 宮城全県・1地方)

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百科事典マイペディアの解説

ヨシキリザメ

メジロザメ科の魚。地方名アオナギ,ミズザメ,グタ,アオブカなど。全長4mになる。眼が大きく,口先と胸びれが長い。紺青色。暖海に広く分布し,表層〜中層にすむ。マグロ延縄(はえなわ)でよくとれ,肉は練製品の原料,ひれはユイチー(フカのひれ)として食される。
→関連項目鱶の鰭

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栄養・生化学辞典の解説

ヨシキリザメ

 [Prionace glauca].メジロザメ科のサメ.40cmほどになる.はんぺんの材料にするほか,ひれをフカひれスープなどに使う.

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヨシキリザメ
よしきりざめ / 葦切鮫
great blue shark
[学]Prionace glauca

軟骨魚綱サメ目メジロザメ科に属する海水魚。南日本でミズブカとよぶ地方がある。全世界の熱帯から亜寒帯に分布する。目の後部に噴水孔がないこと、上・下顎歯(かがくし)には鋸歯(きょし)縁があること、第一背びれが胸びれよりも腹びれにより近いことなどが特徴。また、英名のように体色が美しい緑青色を帯び、長い胸びれをもつことでもほかのサメ類と区別できる。この種は分布が広いが、とくに水温が7~15℃の海域を好むので、亜寒帯付近では表層付近に生息し、熱帯部ではやや深い所に多くみられる。北太平洋では北緯20度以北に多く、このうち北方にすむ群は寒冷なアリューシャン海流と、温暖な北太平洋海流の間にできる亜寒帯収束線の移動に伴って夏季に北へ、冬季に南へと南北回遊をする。南方にすむ群はほとんどこのような回遊は行わない。
 外洋の中緯度海域ではヨシキリザメの資源量は非常に多く、しかも食物連鎖の最上位を占めるため生態系に与える影響がきわめて大きい。一般に外洋性といわれているが浅海や沿岸域にも侵入する。大部分のサメと同様に空腹時には目の前にくるものはなんでも食べ、ときに缶詰の空き缶などが胃中からみつかることがある。したがって、人を襲うこともある。胎生で、母体の大きさによって数が異なるが4~60尾の子を産む。全長3メートルを超える。延縄(はえなわ)などで大量に漁獲され、肉は練り製品の原料にされるほか、ひれは中華料理のユイチー(ふかのひれ)の原料として重要である。[仲谷一宏]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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