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ラナンキュラス Ranunculus asiatica; Persian buttercup

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラナンキュラス
Ranunculus asiatica; Persian buttercup

キンポウゲ科の多年草で,南東ヨーロッパから南西アジアにかけての原産といわれる。ハナキンポウゲまたはハナキツネノボタンと呼ばれる。観賞用として普通に栽培され,根は塊茎状で,茎は高さ 20~30cm,花は長い柄の先に1~4輪つき,径3~4cmある。花色は原種では光沢のある黄色であるが,赤,白,ピンク,オレンジなどの園芸品種があり,八重咲きが普通である。アネモネに似ているが,花が平開せず半球形に開く。中央に多数のおしべがあり,葯 (やく) も黄色,褐色などさまざまである。花期は通常5~6月である。

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デジタル大辞泉の解説

ラナンキュラス(〈ラテン〉Ranunculus)

キンポウゲ科の多年草。球根から、三つに裂けている葉を出し、春に白・桃・紅・橙赤・黄色などの花が咲く。品種が多く、五弁のものから数十弁のものまであり、観賞用。中近東・地中海沿岸の原産で、ハナキンポウゲともよぶ。広くは同科ラナンキュラス属(キンポウゲ属)の植物を総称する。

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百科事典マイペディアの解説

ラナンキュラス

ハナキンポウゲとも。南欧〜西アジア原産のキンポウゲ科の球根植物。茎は高さ15〜40cm,葉は2〜3回3出複葉となり,小葉は鋸歯(きょし)をもつか3裂する。花は1茎に1〜4個つき,径3cm内外,花弁は5枚で,花色は赤,桃,だいだい,黄,白など変化がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ラナンキュラス【garden ranunculus】

キンポウゲ科の塊根を有する多年草で,ハナキンポウゲとも呼ぶ(イラスト)。ヨーロッパ南東部から西南アジア原産の多年草で,葉柄のある3裂する根出葉を出し,各小葉はさらに浅裂あるいは深裂する。春,高さ30~40cmの中空の花茎を数本伸ばし,1~数花をつける。花は5弁の一重咲きから重弁化したものまでさまざまで,花色も多彩である。16世紀末に一重咲きの系統がイギリスに導入された。やがて品種改良が進み八重咲きが生まれ,また最近はオランダ,アメリカ,日本などで改良が加えられ,ほとんど種子が実らない万重咲きで直径10cm以上の巨花や,50cm以上の高性種や鉢植え向きの矮性(わいせい)種などが作出されている。

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大辞林 第三版の解説

ラナンキュラス【Ranunculus】

キンポウゲ科の多年草。東ヨーロッパと西アジア原産。観賞用。根葉は長い柄があって三裂する。初夏、高さ約30センチメートルの花茎を立てて黄色の光沢のある重弁花を開く。赤・桃・橙色などの大輪花をつける園芸品種がある。ハナキンポウゲ。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラナンキュラス
らなんきゅらす
[学]Ranunculus

キンポウゲ科キンポウゲ属の総称。一年草または多年草。北半球の寒冷地から温帯、熱帯の山岳地に約500種が分布する。日本にはキンポウゲやミヤマキンポウゲなど26種が野生する。園芸界でラナンキュラスの名で市販されるのは、本属中ただヨーロッパから西南アジア原産のハナキンポウゲR. asiaticus L.から改良された系統のものをさす。露地では4月下旬から5月上旬に開花し、赤、桃、橙(だいだい)、黄、白など多彩である。普通は一重の5弁であるが、数十弁の大輪花も多い。花茎は高さ30~50センチメートル。切り花、鉢植え、花壇に利用される。酸性土を嫌い、また冬季に凍害を受けやすいので注意する。[植村猶行]

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