ランツフート(英語表記)Landshut

デジタル大辞泉 「ランツフート」の意味・読み・例文・類語

ランツフート(Landshut)

ドイツ南東部、バイエルン州都市ドナウ川の支流イーザル川沿いに位置する。13世紀初頭から16世紀初頭までバイエルン公の居城が置かれて発展ルネサンス様式のトラウスニッツ城やゴシック様式の聖マルティン教会など、歴史的建造物が残る。1475年にゲオルク公がポーランド王女を妃として迎えた結婚を記念する祭典が、4年ごとに催される。

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改訂新版 世界大百科事典 「ランツフート」の意味・わかりやすい解説

ランツフート
Landshut

ドイツ南東部,バイエルン州の都市。人口6万(1991)。ミュンヘンの北東約65km,イザール川沿岸にある。1204年バイエルン大公ルートウィヒ1世が建設。32年にはバイエルン最初のシトー会女子修道院,ゼーリゲンタール修道院がこの地に創建された。79年,都市法を得る。1255-1340年,1392-1503年,大公家の居住地であった。1800年ごろ-26年,ミュンヘン大学の前身バイエルン大学が置かれる。旧市街には中世の建造物が多く残り,とくに高さ133mの西塔をもつ後期ゴシック様式のザンクト・マルティン教会(14~16世紀)が名高い。現在,機械,電気機具,家具チョコレートなどの製造が行われている。
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