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ランブータン Euphoria nephelium(Nephelium lappaceum); rambutan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ランブータン
Euphoria nephelium(Nephelium lappaceum); rambutan

ムクロジ科の常緑高木で,レイシリュウガンなどと同属果樹。マレー半島原産で,幹は 10~15mに達する。葉は羽状複葉で小葉は5~7対,光沢があり,革質下面は淡緑色,上面は暗緑色である。若い葉は下面に毛を密生する。円錐花序は腋生または頂生し,小花をまばらにつける。萼は鐘状で5裂し,花弁はない。果実は 10~12個を集めてつけ小さい鶏卵ぐらい,全体は軟らかい肉質のとげにおおわれ,中に大きな種子がある。果実は初め緑色,7~8月に紅色に熟する。熱帯の重要な果樹で果肉多汁で甘みと酸味があり美味である。樹皮,根はうがい薬に使われる。品種が多く,種子を炒って食べるものもある。

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百科事典マイペディアの解説

ランブータン

ムクロジ科の常緑高木。樹高は8〜10mで直立する。マレーシア,インドネシア原産。種子の寿命が短く,また成木に育てることが難しいため,東南アジア以外ではあまり栽培されない。

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世界大百科事典 第2版の解説

ランブータン【rambutan】

東南アジアで最も普通にみられる果樹の一つで,マレー半島原産と推定されるが,古くから栽培されてきたためにはっきりしない。高さ10~18mになるムクロジ科の常緑樹で,一般に幹は短く,枝を低く,大きく張る。葉は4~8枚の小葉をもった偶数羽状複葉で互生する。小葉は長さ5~20cmの長楕円形,全縁で革質。花は約5mmの緑色を帯びた小花で,多数が枝先に生じた円錐花序につく。雌雄異株の傾向が強い。果実は径5~6cmの楕円球形~球形で,1枝に10~20個が房状について垂れ下がる。

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大辞林 第三版の解説

ランブータン【rambutan】

ムクロジ科の常緑高木。マレー諸島原産。果樹として東南アジアで広く栽培。果実は長さ約4センチメートルの楕円形で、長く柔らかいとげがある。果肉は白く、多汁で甘酸っぱい。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ランブータン
らんぶーたん
lambutan
[学]Nephelium lappaceum L.

ムクロジ科の中高木。マレー諸島原産、英名のランブータンはマレー語に由来し、マレー語名のランブタンは毛がある果物の意味である。葉は互生し、偶数羽状複葉で長さ15~40センチメートル。小葉は革質で全縁、長楕円(ちょうだえん)形または卵形で、長さ7~20センチメートル、毛がなく表面は濃緑色、裏面は淡緑色である。枝端に長さ15~20センチメートルで分枝の多い円錐(えんすい)花序を出す。雌雄異株または異性花同株であるが、雌雄両性花もある。多数の小花をつけ、各花は径約2.5ミリメートル、外花被(がいかひ)は4~6枚で緑黄色を帯び、内花被はない。雄しべは5~8本。雌花には退化した数個の雄しべがある。子房は2~3個に分かれ、各1個の胚珠(はいしゅ)がある。果実は縦径約4.5センチメートル、横径約4センチメートルで、種子が1個ある。果皮は鮮紅色または黄色を帯び、表面に亀甲(きっこう)状の裂紋があり、突起部分は鮮紅色で細長く、約1.5センチメートルの軟刺状である。果肉は半透明で乳白色、多汁で、甘・酸味が適度に調和し、おいしい。果肉部は仮種皮(かしゅひ)に相当し、種子と離れにくい。4~6月、開花し、7月下旬から熟す。[飯塚宗夫]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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