最新 地学事典 「リフトゾーン」の解説
リフトゾーン
(volcanic)rift zone
ハワイの火山に特徴的にみられる帯状の凹陥地形。楯状火山の山頂火口から2~3方向に放射状にのびる地溝状の構造で,両縁は雁行する正断層群で限られる。リフトゾーンはハワイの大型楯状火山のすべてに認められ,山腹噴火の大部分はリフトゾーンで起こる。マウナロア,キラウェアなどの若い火山体ではリフトゾーンに沿って火山砕屑丘やピットクレーターが並び,開析された山体では多数の平行岩脈群がみられる。山頂火口の直下にあるマグマだまりからリフトゾーンに沿って火山体の浅所にマグマの通路が存在すると考えられ,噴火に際しては山頂火口とリフトゾーンは密接に関連した活動を示す。
執筆者:荒牧 重雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

