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リリー Lillie, Beatrice(Gladys); Lady Peel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リリー
Lillie, Beatrice(Gladys); Lady Peel

[生]1898.5.29. トロント
[没]1989.1.20. オックスフォードシャー,ヘンリーオンテムズ
カナダ生れの喜劇女優。 1914年ロンドンでデビュー,以後ロンドンとニューヨークで出演。『メイム伯母さん』 (1958) のような喜劇にも出演したが,主としてレビューやキャバレーで活躍。特異な持ち味の演技と個性的な歌で人気を博した。 52年から始めた独演ショー『ベアトリス・リリーの夕べ』が有名。

リリー
Lily, William

[生]1468頃.ハンプシャー,オーディハム
[没]1522
イギリスの古典学者,文法学者。オックスフォード大学卒業後,南ヨーロッパ各地を旅行し,その間ギリシア語を研究。帰国後セントポール・スクール教頭をつとめた (1512~22) 。イギリスにおけるギリシア語研究の開拓者であり,またラテン語文法書の共同執筆者の一人となったが,この"Lily's Grammar"はたびたび改訂されながらも 18世紀まで,グラマー・スクール教科書として用いられた。

リリー
Lyly, John

[生]1554頃.ケント
[没]1606.11. ロンドン
イギリスの小説家,劇作家。学者の家に生れ,オックスフォード大学に学んで人文主義的教養を身につけた。紳士の教育を扱った教訓的小説『ユーフュイーズ』 Euphues,the Anatomy of Wit (1578) とその続編『ユーフュイーズとそのイギリス』 Euphues and his England (80) によって人気を得た。これらにおいて用いられた比喩と修辞に富んだ技巧的文体は「ユーフューイズム」と呼ばれ,文壇に大きな影響力をもった。また宮廷人の観客を対象として『キャンパスピ』 Campaspe (84刊) ,『エンディミオン』 Endimion (91刊) などの優雅な散文喜劇を発表。一時は国会議員としても活躍した。

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百科事典マイペディアの解説

リリー

英国の作家,劇作家。小説《ユーフュイーズ》(1579年―1580年)は技巧的な華麗な文体を駆使して,同時代の作家に大きな影響を与え,〈ユーフュイズムeuphuism〉という語を生んだ。
→関連項目エリザベス朝演劇

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デジタル大辞泉プラスの解説

リリー

円谷プロダクションによる特撮ドラマシリーズ「ウルトラシリーズ」に登場する。初登場作品は『ウルトラQ』。身長1.2メートル、体重不明。催眠術により肉体から精神が分離した人間の少女。

リリー

ビルケンシュトックが販売するサンダル。同社のブランド「ビルキー」の製品。

リリー

1953年製作のアメリカ映画原題Lili》。ポール・ギャリコ原作のミュージカル。監督:チャールズ・ウォルターズ、出演:レスリー・キャロン、メル・フェラーほか。第26回米国アカデミー賞劇・喜劇映画音楽賞受賞。

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世界大百科事典 第2版の解説

リリー【John Lyly】

1554?‐1606
イギリスの作家,劇作家。オックスフォード,ケンブリッジ両大学で教育を受け,一時政治にたずさわったが,しだいに文筆に親しむようになった。彼の文名を一躍高めたのは,散文形式のロマンス《ユーフュイーズ》2巻(1578,80)である。ギリシア王子とイタリア王子の,旅,友情,仲たがい,恋のさやあて,和解などを語るもので,筋は単純だが,文体に著しい特徴があった。すなわち技巧的な対句を重ね,これをさらに技巧的な頭韻で強調しつつ,多彩な学識を総動員する美文調で,すぐに〈ユーフュイズムEuphuism〉とからかい半分に呼ばれるようになった。

リリー【William Lilly】

1602‐81
イギリスの占星学者。当時の最新科学であった占星術を独学で学び,多数の著作をものした。1644年以降毎年発行した暦に付した予言は非常によく当たったので,朝野をあげて信頼され,特にロンドンの大火(1666)を予言していたことは有名。相談を受けた時刻の天空図から問題解決の糸口をさぐるホラリー・アストロロジーを得意とした。占星学を応用した医学にも寄与し,治療率は抜群であったという。主著《クリスチャン・アストロロジー》(1647),《ジェームズ1世とチャールズ1世の真の歴史》(1651)など。

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大辞林 第三版の解説

リリー【lily】

百合ゆり

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リリー
りりー
John Lyly
(1554?―1606)

イギリスの小説家、詩人、劇作家、国会議員。代表作は紳士教育を扱った散文物語『ユーフューズ』二部作(1578~80)で、頭韻や比喩(ひゆ)、並列法、対照法などを多用した美文体は、ユーフュイズムとよばれて流行した。『キャンパスピー』(1584)、『エンディミオン』(1591)など、伝説や神話を題材にした、少年劇団のための叙情的な高級喜劇(ハイ・コメデイ)もある。機知に富む散文体を戯曲に導入し、シェークスピアら同時代の劇作家に影響を与えた。[上野美子]

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367日誕生日大事典の解説

リリー

生年月日:1870年6月27日
アメリカの動物学者
1947年没

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世界大百科事典内のリリーの言及

【エリザベス時代】より

… 散文の分野では,おびただしい量の宗教的著作と歴史編纂,航海記録と並んで,ホメロス,プルタルコスなど古典の翻訳が盛んにおこなわれる一方,現実社会の諸相を風刺的に描くパンフレットや,自然と人生の諸問題を哲学的に省察する文章も,多くものされた。また,華麗な文体で書かれたジョン・リリーの恋愛物語《ユーフュイーズ》やフィリップ・シドニーの牧歌的ロマンス《アーケイディア》はイギリス最初の小説として,1611年に公刊された《欽定訳聖書》とともに,文学史上特記さるべき地位を保っている。詩の分野では,絵画的描写と音楽美にあふれたエドマンド・スペンサーの長大な寓意叙事詩《神仙女王》が名高いが,ソネットをはじめとするさまざまな詩形の短い抒情詩も流行した。…

【錬金術】より

…しかしその一方,錬金術を単なる詐術とみなした風刺家たちが錬金術師を痛烈に批判する戯曲を書いていた。たとえば,B.ジョンソン《錬金術師》やJ.リリー《ガラテア》がその代表作として知られている。 美術の面では〈エンブレム・ブックemblem book〉と呼ばれる寓意図集の制作の流行を背景に,語句よりもむしろ図像によって錬金術の奥義を伝えようとする象徴的図版も多数生みだされた。…

※「リリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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