日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 リンデ(Hans-Martin Linde)りんでHans-Martin Linde(1930― ) ドイツのフルート奏者、リコーダー奏者。フライブルク音楽大学でフルートと合唱指揮を学ぶかたわら、リコーダーを修得。1957年からバーゼルのスコラ・カントルムで教えるとともに独奏、室内楽の演奏活動を始め、62年(昭和37)ドイツ・バッハ・ゾリステンの一員として初来日。古楽器やバロック音楽の研究家として知られ、とくにバロック音楽の装飾法に関する権威者の1人。学究的なじみな演奏スタイルながら、気品と深さを備えた表現に独特の味をみせる。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例