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リン酸カルシウム リンさんカルシウム calcium phosphate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リン酸カルシウム
リンさんカルシウム
calcium phosphate

(1) リン酸三カルシウム  Ca3(PO4)2 。第三リン酸カルシウムともいう。リン灰石の成分。また脊椎動物の骨,歯の成分として広く天然界に産出する。無色無定形物質で,融点 1670℃,比重 3.14。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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栄養・生化学辞典の解説

リン酸カルシウム

 Ca3(PO4)2,CaHPO4,CaH4(PO4)2など.正リン酸カルシウムともいう.諸種の目的で使われるリン酸塩で,動物にカルシウム,リンという二つの重要な栄養素を供給する塩でもある.

出典|朝倉書店
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リン酸カルシウム
りんさんかるしうむ
calcium phosphate

リン酸の三カルシウム塩。リン酸三カルシウム、第三リン酸カルシウムともいう。なお、一般には水素塩をも含めてリン酸カルシウムとよぶことがある。
 天然産鉱物としてはウィトロック石が知られているが、通常はフッ化物、塩化物または水酸化物との複塩の形で燐灰石(りんかいせき)として産出する。合成的には、硝酸カルシウムの水溶液とリン酸水素二ナトリウムの水溶液を70℃で反応させてつくられる。このとき1%程度のMg2+またはMn2+イオンを安定剤として加える。無色の結晶性物質でα(アルファ)、β(ベータ)の二つの変態がある。ウィトロック石および前述の合成物はいずれもβ型で、1180℃でα型に転移する。水に溶けないが、長時間水と接触していると徐々に加水分解を受け、不溶性の水酸化リン酸カルシウムCa5(PO4)3OHに変わる。エタノール(エチルアルコール)、アセトンには溶けない。硫酸などの強酸と反応して可溶性のリン酸二水素カルシウム(第一リン酸カルシウム)に変わる。
  Ca3(PO4)2+2H2SO4=Ca(H2PO4)2
   +2CaSO4
 この種の反応は、リン鉱石を水溶性に変え肥料などを製造するのに利用される。[鳥居泰男]

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