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レンヌ Rennes

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レンヌ
Rennes

フランス西部,イルエビレーヌ県県都。県の中部,イル川とビレーヌ川の合流点に位置し,古くからの交通の要地。地名はケルト系の古代ルドンヌ人の中心集落であったことに由来。中世以来ブルターニュ地方の中心都市としての位置をナントと争い,12世紀以来ブルターニュ公国の首都。 1561~1675年ブルターニュ地方議会設置,1735年大学開設 (ナントから移転) などにより,行政,文化の中心としての役割を果してきた。産業の中心でもあり,シトロエン自動車工場およびその関連工場があり,家具,農業機械,肥料などの工業も立地する。旧練兵場跡を利用した都市再開発が進んでいる。 1618~55年にブルターニュ地方議会がおかれたトスカナ風の高等法院の建物や,ノートルダム聖堂 (14世紀) ,旧大司教館 (17~18世紀) ,市庁舎 (18世紀) などがある。人口 20万6655(2008)。

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デジタル大辞泉の解説

レンヌ(Rennes)

フランス西部、ブルターニュ地方、イル‐エ‐ビレーヌ県の都市。同県の県都。ブルターニュ半島の東部、レンヌ盆地のイル川とビレーヌ川の合流点に位置する。紀元前よりケルト系民族の定住地があり、1世紀頃から古代ローマの属州として栄えた。中世にはブルターニュ公国の首都になった。19世紀に建造された新古典主義様式のサンピエール大聖堂があるほか、巡礼地モンサンミッシェルへの観光拠点としても知られる。

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百科事典マイペディアの解説

レンヌ

フランス北西部,ブルターニュ半島基部,イル・エ・ビレーヌ県の県都。肥沃なレンヌ盆地中央,イル,ビレーヌ両川の合流点にある。農産物取引の中心。自動車,出版,電子機器,機械工業や情報産業が行われる。
→関連項目ブルターニュ

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世界大百科事典 第2版の解説

レンヌ【Rennes】

フランス北西部,ブルターニュ半島,イル・エ・ビレーヌ県の県都。人口20万4000(1990)。イル川とビレーヌ川の合流点にあり,5世紀ごろまでコンダテ(ケルト語で〈合流点〉の意)と呼ばれて,カエサルの定めたレドネス族の主都であった。ブルターニュ公国成立(9世紀)後は公の居城があり,商工業の活発な港湾をもつナントと首都の地位を争った。フランス王国へ併合(1532)されてのちは革命に至るまで,ブルターニュの州権を代表する高等法院が当地に置かれ,首都の地位を固めた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レンヌ
れんぬ
Rennes

フランス西部、イル・エ・ビレーヌ県の県都。パリ西南西344キロメートル、ブルターニュ半島東部内陸、レンヌ盆地のイル川とビレーヌ川との合流部に位置する。人口20万6229(1999)。ブルターニュ地方内陸唯一の大都市であり、同地方の中心都市。大学、大司教座、控訴院が置かれ、行政、司法、宗教、商業の機能が卓越し、その影響圏はブルターニュ地方東部一帯に及ぶ。1950年代以降、従来の印刷、繊維、食品の各工業に加えて、自動車産業を中心に工業化が進み、さらに近年は電子工業が盛んとなった。鉄道・道路網の発達によってパリとの結び付きが強まり、工業化が促進された。肥沃(ひよく)な土地に位置することから、古代ローマの属州ガリアの時代から繁栄し、歴史的建造物が多い。1720年に火災があって市街地が焼けたが、裁判所(1618~55年のブルターニュの議事堂)、市庁舎(18世紀)、大聖堂(18、19世紀)などが残る。ガリア時代はケルト系のレドネス人Redonesの中心地となり、地名はこの部族名に由来する。中世に繁栄し、ナントとブルターニュ公領の首都の座を争った。フランス革命中の1793年には王党派のバンデーの反乱に対する共和派の拠点となった。第二次世界大戦中には大きな被害があった。[高橋伸夫]

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