百科事典マイペディア 「レーガー」の意味・わかりやすい解説
レーガー
→関連項目オルガン|ブッシュ|ワインベルガー
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ドイツの作曲家。H・リーマンのもとで学んだのち、ミュンヘンで創作とピアノなどの演奏活動を開始。1907年ライプツィヒ大学の作曲教授および音楽監督に就任。作曲家として国内ばかりでなく、数度にわたる演奏旅行を通じて国外でも名声が高まった。11年マイニンゲンの宮廷楽長に就任。15年イエナに移ったが、翌年旅先のライプツィヒで世を去った。30年に満たない創作生活のなかで生み出されたおびただしい数の作品は、オペラ以外のあらゆるジャンルに及び、とくに絶対音楽への傾向を強く示している。バッハ、ベートーベン、ブラームスの流れを引く彼の音楽は、優れた対位法の技術とワーグナーの半音階の影響の強い和声が、バロックあるいは古典派的な厳格な構成原理と結合し、新しい可能性を追求している。なかでもBACHの四音をモチーフにした『バッハ主題による幻想曲とフーガ』(1900)をはじめとするオルガン曲は、バッハ以降のドイツ・オルガン音楽の最高峰を占めている。
[寺田由美子]
ドイツの作曲家。1890年より5年間,ゾンダースハウゼンとウィースバーデンで音楽学者H.リーマンに師事し,J.S.バッハ,ブラームスの作品を中心に厳格な形式を学ぶ。1907年ライプチヒ大学で作曲の教授および音楽監督に就任,11-14年ザクセンのマイニンゲン公の宮廷楽長を務めた。彼とほぼ同時代のマーラーやR.シュトラウスが標題音楽へ向かったのに対して,彼は絶対音楽的な立場を貫いている。書法の面では,バロック時代の構成原理を用いると同時に,R.ワーグナーの影響を強く受け,半音階を豊かに用いた対位法様式に立っている。主要作品に,ピアノ曲《バッハの主題による変奏曲とフーガ》(作品81。1904),《バイオリン協奏曲》(作品101。1908),管弦楽曲《モーツァルトの主題による変奏曲とフーガ》(作品132。1914)などがある。
執筆者:佐野 光司
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