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ロイカルト ロイカルトLeuckart, Rudolf

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロイカルト
Leuckart, Rudolf

[生]1822.10.7. ヘルムシュテット
[没]1898.2.6. ライプチヒ
ドイツの動物学者。寄生虫学の創始者。ゲッティンゲン大学に学び,のち同大学,ギーセン大学の教授を経て,1869年ライプチヒ大学教授に就任。条虫類(サナダムシ),肝吸虫(肝臓ジストマ)など多数の寄生虫についてその複雑な生活史を解明し,それまで原因が不明だったある種の病気が寄生虫によって起こることを明らかにした(→寄生虫病)。数多くの研究論文および『人体寄生虫』Die menschlichen Parasiten(全2巻,1863~76)などの書物を著して,寄生虫学の基礎をつくった。他方,動物分類学(→分類学)でも,従来クラゲヒトデは放射状の体制をもつことを理由に一つのグループにまとめられていたが,ロイカルトは放射状の体制は必ずしも近縁性を示すものではないと考え,クラゲなど刺胞動物とヒトデなど棘皮動物を別々のグループとした。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロイカルト
ろいかると
Karl Georg Friedrich Rudolf Leuckart
(1822―1898)

ドイツの動物学者。ゲッティンゲン大学で医学を学び、同大学の講師となる。のちにギーセン大学で動物学の教授(1855)、さらにライプツィヒ大学教授となる(1869)。昆虫類などの形態や生態、発生などに関する研究を行ったが、また種々の人体寄生虫の生活史を実験的に研究して、寄生虫学の基礎を築いたとされる。さらに、分類学の方面では、それまで一括して植虫類とされていた動物群中に、棘皮(きょくひ)動物と腔腸(こうちょう)動物とが含まれることを示し、近世のものにもっとも近い分類法をつくった。人体寄生虫などに関する多くの著作がある。[村上 彰]

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