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ロポリス lopolith

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロポリス
lopolith

盆盤ともいう。中央部が皿状にくぼんだ貫入岩体 (→貫入岩 ) 。大陸地域で地層がゆるやかに撓曲し,これと調和的に貫入した火成岩体で,岩石は塩基性深成岩斑糲岩が多い。北アメリカのミネソタ州オンタリオ州などに知られる。大きさは長径 240km,中央部の厚さ 15km内外。英名はギリシア語の盆を示すロパス lopasに由来する。

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百科事典マイペディアの解説

ロポリス

盆盤とも。中央が下方にくぼんだ皿状の貫入岩体。大陸地域の地層がゆるく撓曲(とうきょく)したところにあり,岩石は多くは斑レイ岩。同一岩体内で分化が著しく,上部文象花コウ岩を生じていることが多い。

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岩石学辞典の解説

ロポリス

中央が下に向って凹んだレンズ状の形の整合的貫入岩体.大規模で広域的な塩基性岩の貫入に見られ,分布の直径に比べて厚さは薄く,一般に10分の1から20分の1の皿状である[Grout : 1918].大規模な例では,ミネソタ州のドリュース岩体(面積40 000 km2),カナダのサドベリー岩体,南アフリカのブシュフェルド岩体などがあるが,これらの大規模なロポリスは複合岩体である.ギリシャ語のlopasは平たい皿のこと.

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世界大百科事典 第2版の解説

ロポリス【lopolith】

岩体の中央が下方にくぼんだ皿状の貫入岩体。盆盤(盆状岩体)ともいう。これは巨大な調和的なレンズ状岩体であり,その下盤が沈下することによって,マグマのはいる空間ができると解釈されている。ロポリスは地層があまり著しい地殻変動を受けていない大陸地域にみられる。岩石は多くの場合,斑レイ岩質のものである。常にマグマの分化が行われ,重い鉱物に富んだ層と乏しい層が層状に重なり,全体として岩体の下部にカンラン岩,斑レイ岩などのマフィックな岩石があり,上部に花コウ岩や文象岩などのフェルシックな岩石がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロポリス
ろぽりす
lopolith

周辺の地層とは調和的で、中央部がくぼみ盆状に湾曲した貫入岩体。盆状岩体ともいう。岩石は橄欖(かんらん)岩、微量の酸性岩を伴う斑糲(はんれい)岩質のもので、結晶分化岩体であることが多い。ニッケル、クロムなどの金属鉱床を伴うことがある。カナダのサドベリー岩体は著名である。南アフリカ共和国にも多数のロポリスの存在が知られている。下部の地層のたわみ、基盤の運動による地層の撓曲(とうきょく)が主要な成因と考えられる。[矢島敏彦]

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