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ローゼル Hibiscus sabdariffa; roselle; red sorrel

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ローゼル
Hibiscus sabdariffa; roselle; red sorrel

アオイ科一年草熱帯アフリカ原産といわれるが,現在では熱帯各地で栽培され,特にアジアでの栽培の歴史が古い。高さ 2mに達し,葉腋にワタ (綿) の花に似た黄色の5弁花をつける。5枚の片とその外周にある 10個の披針形の総包片は熟すると赤い肉質となる。酸味があるため,ゼリー,ジャム,シロップ,清涼飲料の原料となり,また発酵させてローゼル酒 sorrel drinkをつくる。未熟の果実,葉は野菜として食用にする。

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デジタル大辞泉の解説

ローゼル(roselle)

アオイ科の一年草。高さ2、3メートル。葉は手のひら状に裂け、初夏、黄色の5弁花を開く。原産地西アフリカといわれ、アジアの熱帯や北アメリカ南部で栽培される。萼(がく)と(ほう)は肉質で赤く、酸味があり、食用。また茎から繊維をとる。

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大辞林 第三版の解説

ローゼル【roselle】

アオイ科の一年生作物。アジアの熱帯地方・アフリカ原産。高さ1、2メートルでよく分枝する。初夏、開花。萼がくと苞ほうは肥厚して赤く熟し、酸味があって、生食のほかジャム・ゼリー・酒とする。葉は野菜に、また茎からは繊維をとる。ローゼリ草そう

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ローゼル
ろーぜる
roselle
[学]Hibiscus sabdariffa L.

アオイ科の多年草。草丈3メートル。茎表層部の繊維は強靭(きょうじん)で、もっぱらこの繊維を利用することを目的として発達してきた系統と、紅色で、肉質化して肥厚した萼(がく)と包葉および葉を食用とすることを目的として発達してきた系統とがある。原産地は西アフリカといわれる。しかしインドや中央アメリカにおける変異も大きい。繊維用の系統は中央アメリカ、メキシコ、ジャマイカ、アメリカ合衆国南部、インドネシア、フィリピン、インドなどで栽培される。成葉は掌状で3~5裂する。花は黄色で、葉腋(ようえき)につく。茎が赤色と青色の2種類がある。繊維をロゼル麻とよび、雑用織布、紐(ひも)、紙原料とする。食用の系統は、花期後に肥大した萼と包葉を利用する。いずれも朱赤から暗赤色で、酸味が強く、生食のほかジューサーにかけ清涼飲料とし、またジャム、ゼリーをつくる。若果はウメの代用ともする。また萼と包葉を乾燥させて天然着色料ともする。若葉はサラダや煮つけに用いる。[飯塚宗夫]

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