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ワヌコ ワヌコHuánuco

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ワヌコ
Huánuco

ペルー中部,ワヌコ県の県都。首都リマの北北東約 270km,アンデス山脈中の涼しい雨の少い山間盆地にあり,アマゾン川水系ワヤガ川の上流部にのぞむ。 1539年インカの集落があった地にスペイン人によって建設されたが,インディオの攻撃を受けたため,のち約 50km離れた現在地に移転,植民地時代はキリスト教の布教中心地として発展。現在は周辺の農業地帯の中心地で,サトウキビ,綿花,コーヒーカカオ,果実などを集散。近くに綿紡績,製糖などの工場がある。市内には植民地時代の聖クリストバル,聖フランシスコ両聖堂が保存され,近くにはアンデス最古の文明に属するコトシュ遺跡があり,快適な気候と相まって,観光地としてもにぎわう。国立ワヌコ大学 (1964) 所在地。リマからの道路が通じる。人口8万 6300 (1990推計) 。

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デジタル大辞泉の解説

ワヌコ(Huánuco)

ペルー中部の都市。ワヌコ県の県都。アンデス山脈東斜面、標高約2000メートルに位置する。インカ帝国時代に集落があった地にスペイン人が町を建設したが、先住民の攻撃を受け、現在地に移転。キリスト教布教の拠点として発展。交通の要地で、砂糖・綿花・コーヒーの集散地であり、鉱物資源も産する。西郊にコトシュ遺跡がある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ワヌコ【Huánuco】

ペルー中部,ワヌコ県の県都。人口11万8814人(1993)。アンデス,セントラル山脈の東側斜面,ワヤガ川の中流域にあり,標高1812m。1539年にスペイン人によって建設された。リマからアンデス山脈を越え,アマゾン上流のウカヤリ川の河港プカルパに通じる道路の中継地。コカ,砂糖,綿花,コーヒーなどの集散地。西方3kmに,1963年日本の学術調査団の発掘した,前2000年のコトシュ遺跡がある。【田嶋 久】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ワヌコ
わぬこ
Hunuco

南アメリカ、ペルー中部、ワヌコ州の州都。アンデス山脈東斜面の標高約2000メートルに位置する。人口12万9688(1998)。リマからアンデス山脈を越え、アマゾン川上流のプカルパに向かう道路の中継地で、古い魅力的な市場と教会がある。付近では果実、穀類、トウモロコシなどが栽培され、精糖、ラム酒醸造などの工場がある。金、銀、銅、石油などの天然資源もある。近くに日本の調査団が発掘した紀元前2000年ごろのコトシュ遺跡がある。[山本正三]

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