与那覇岳
よなはだけ
沖縄島北部、国頭村奥間集落の東方およそ四・五キロに位置する標高五〇三メートルの山。ユナハダキともいう。沖縄島最高峰で、県内では石垣島の於茂登岳(五二五・八メートル)に次ぐ高さである。浸食による谷の発達が不十分で、頂上付近はなだらかな斜面となっている。地質は古第三紀から中生代の片岩・千枚岩・砂岩などからなる名護層である。西方へ奥間川・比地川が、東方へ床川が流れ出ている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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与那覇岳 (よなはだけ)
沖縄県沖縄島(本島)北部の国頭(くにがみ)郡国頭村にある島内最高峰の山。標高503m。北東部の西銘(にしめ)岳(420m)や南方の伊湯岳(446m)とともに,中生代の名護層からなり,沖縄島北部の脊梁山地の主峰をなす。これらの山地から安波(あは)川,新川(あらかわ)川,福地川などが流れ出している。この地域の原生林にはノグチゲラ(特天)やヤンバルクイナ(天)が生息しており,国指定の天然保護区域となっている。
執筆者:堂前 亮平
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の与那覇岳の言及
【国頭[村]】より
…人口6015(1995)。沖縄島最高峰の与那覇岳(498m)をはじめ大小の山が脊梁山地を形成し,これらの山が東は太平洋岸,西は東シナ海岸に迫る。山地を開析した川の河口付近に村落が立地する。…
※「与那覇岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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