村内婚と村外婚とを問わず、嫁が直接婿の家に入らないで、途中休息をしたり、着替えをするための家をいう。仲宿とも書く。コヤド、オチツキなどの名称もある。仲人(なこうど)の家や婿方の親戚(しんせき)ないしは村の大家、親方の家を使用する。嫁ばかりでなく荷物の受け渡しを行うこともあり、簡単な酒宴が催されるのが普通である。嫁はそこで正式な式服に着替え、仲人の指導によって婿の家に伴われる。簡略といえるかどうかわからないが、中宿をたてないで直接婿の家に入る地方もある。そのために一室を用意するが、それをオチツキという。ときには婿の家の近隣の親しい家をそれに使用することもある。結婚式は、昔は重要視されたものであるが、今日では特定の結婚式場を用いるようになったので、ほとんどこうした慣例はなくなった。なおこの場合でも、仲人が中宿へ行ってから、婿方から三度の出迎えの使者を出し、四度目には途中で出会うようにする風習を残す地方もある。
[竹内芳太郎]
字通「中」の項目を見る。
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
…原則として待合は,芸者などの芸人を招いて客に遊興させる店で,調理設備をもたず飲食物は他から取り寄せることとし,貸席料のほかに飲食代や芸者の玉代(ぎよくだい)および売春料の一部をはねて収入とする。なお,江戸時代の売春仲介貸席業としては,中宿(なかやど),盆屋(ぼんや),船宿などがあった。【原島 陽一】。…
※「中宿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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