デジタル大辞泉 「中池見湿地」の意味・読み・例文・類語 なかいけみ‐しっち【中池見湿地】 福井県敦賀市にある湿地。三方を山に囲まれ、多種多様な動植物が見られる。地下には40メートルにおよぶ、10万年の気候変動を記録した泥炭埋積物が確認されている。面積0.87平方キロメートル。平成24年(2012)ラムサール条約に登録された。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中池見湿地」の意味・わかりやすい解説 中池見湿地なかいけみしっち 福井県中央部,敦賀市の市街地北東部にある湿地。面積約 0.25km2。周囲を山に囲まれ,袋状埋積谷(ふくろじょうまいせきこく)と呼ばれる独特の地形を示す。地下には約 10万年分の気候変動を記録した,厚さ約 40mの泥炭層が確認されている。江戸時代に新田開発され,近年まで稲作が行なわれていた。1990年代に液化天然ガス基地の建設計画が浮上したが,市民団体などの反対運動により撤回された。デンジソウ,ミズアオイなど,絶滅危惧種を含む多様な湿生植物や水生植物が生育する。一帯は越前加賀海岸国定公園に属する。2012年ラムサール条約に登録。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア 「中池見湿地」の意味・わかりやすい解説 中池見湿地【なかいけみしっち】 福井県敦賀市中央部,天筒山東方にある湿地。袋状埋積谷と呼ばれる特殊な地形により水の排出難が生じた結果,厚みのある泥炭層が堆積し,多様な生態系を支えている。絶滅危惧種を含む水生生物をはじめとした動植物も確認されており,トンボの多さが特筆される。国道8号バイパスが貫通しており,環境保護運動も盛ん。なお,湿地東側に北陸新幹線が建設される予定だったが,湿地保護の観点からルートを変更した経緯がある。2012年7月,ラムサール条約登録湿地となる。→関連項目ラムサール条約 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
事典 日本の地域遺産 「中池見湿地」の解説 中池見湿地 (福井県敦賀市)「ラムサール条約湿地」指定の地域遺産。低層湿原、厚く堆積した泥炭層。国定公園特別地域 出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報 Sponserd by