出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
Sponserd by 
中西夏之
なかにしなつゆき
(1935―2016)
洋画家。東京都生まれ。1958年(昭和33)東京芸術大学絵画科油画専攻を卒業。翌年シェル美術賞展で佳作賞を受賞。1961年「現代美術の実験」展(国立近代美術館)に金属溶接の作品を出品。翌年ポリエステル樹脂で日常の小物を卵形に固めた「コンパクト・オブジェ」のシリーズを発表。1963年高松次郎らとハイレッドセンターを結成し、盛んにハプニング(偶然的な行為やできごとを呈示する芸術)などを行う。1960年代後半から絵画に復帰し、「山頂の石蹴(け)り」「弓形が触れて」ほかのシリーズに観念性と感覚性が調和する表現を追求した。
[小倉忠夫]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
Sponserd by 
中西夏之 なかにし-なつゆき
1935- 昭和後期-平成時代の美術家。
昭和10年7月14日生まれ。34年シェル美術賞展で佳作賞。高松次郎,赤瀬川原平とハイレッド・センターを結成し,反芸術運動を展開。38年読売アンデパンダン展に洗濯ばさみをつかった作品を発表。昭和50年代から紫色を基調とした平面作品を発表する。平成8年母校東京芸大の教授。東京出身。作品に「韻」「コンパクト・オブジェ」など。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
Sponserd by 