常常(読み)ツネヅネ

デジタル大辞泉 「常常」の意味・読み・例文・類語

つね‐づね【常常】

いつも。ふだん、平生。副詞的にも用いる。「常常の心掛け」「常常言い聞かせてある」
[類語]不断日頃常日頃平生平素日常平常通常常住行住坐臥常に絶えず常時いつも終始始終ずっと日夜夜昼絶え間ない明け暮れ明けても暮れても寝ても覚めても朝な夕な昼夜をおかず昼夜を分かたず世を日に継ぐ元元元来本来大体どだい自体そもそも元より根っから何等なんら全然全く一向さっぱりまるきりまるで今まで従来年来旧来これまで在来従前古来かねがねかねて間断かんだん延延連綿長長ながなが脈脈綿綿縷縷るる前前生まれつき生来

じょう‐じょう〔ジヤウジヤウ〕【常常】

ふだん。つねづね。

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精選版 日本国語大辞典 「常常」の意味・読み・例文・類語

つね‐づね【常常】

  1. 〘 名詞 〙 日常的であること。いつも。ふだん。平生。居常。副詞的にも用いる。
    1. [初出の実例]「見るやうありと常づね申し給ふ」(出典:落窪物語(10C後)二)
    2. 「つねづねの養生」(出典:仮名草子・犬枕(1606頃))

じょう‐じょうジャウジャウ【常常】

  1. 〘 名詞 〙 つねづね。日常。ふだん。平生。
    1. [初出の実例]「おめへの噂をいっそ、でうでうしなへすよ」(出典:洒落本・深川手習草紙(1785)上)

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普及版 字通 「常常」の読み・字形・画数・意味

【常常】じようじよう(じやうじやう)

つねづね。唐・韓〔十二郎を祭る文〕吾(われ)曰く、是の疾や、江南の人、常常に之れりと。未だ始めより以て憂と爲さざりしなり。嗚呼(ああ)、其れ(つひ)に此れを以て其の生を殞(おと)せるか。

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