デジタル大辞泉 「何時も」の意味・読み・例文・類語 いつ‐も【何=時も】 [名]普通の場合。ふだん。平生。「何時もは歩いて通学している」「何時ものとおり」[副]いつと限定しないさま。どんな場合でも。常に。「何時も威勢がいい」[用法]いつも・つねに――「いつも(常に)机に向かっている」「いつも(常に)笑顔えがおを絶やさない」の場合には相通じて用いるが、「いつも」は「いつもの所で会う」のように、それまでと同じ、の意味でも使われる。◇「常に」は堅い言い方で、「三角形の内角の和は常に二直角である」のように普遍的真理を表したり、「常に努力を怠ってはならない」のような言い回しに用いたりする。◇また、類似の語に「しょっちゅう」「しじゅう」があり、「しょっちゅう(しじゅう)忘れ物をする」のように用いられる。ともに、頻繁に行われる意であるが、「いつも」や「常に」を使うと、ほとんど例外なく、必ずといってよいほど、の意になる。[類語]不断・日頃ひごろ・常日頃つねひごろ・常・常常・平生へいぜい・平素・日常・平常・通常・常時・常住・行住座臥ぎょうじゅうざが・常に・絶えず・終始・始終・ずっと・日夜・夜昼・絶え間ない・明け暮れ・明けても暮れても・寝ても覚めても・朝な夕な・昼夜をおかず・昼夜を分かたず・夜を日に継ぐ・絶え間ない 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「何時も」の意味・読み・例文・類語 いつ‐も【何時も】 [ 1 ] 〘 副詞 〙 ( 代名詞「いつ」に助詞「も」が付いてできた語 ) いつであっても。どんな時でも。常に。毎度。[初出の実例]「逢はむ夜は何時(いつも)あらむを何すとかその宵会て言の繁きも」(出典:万葉集(8C後)四・七三〇)「暁の別れはいつも露けきをこは世に知らぬ秋の空かな」(出典:源氏物語(1001‐14頃)賢木)[ 2 ] 〘 名詞 〙 普通の場合。ふだん。平生。[初出の実例]「いつもの出立で御目にかからうと云ぞ」(出典:漢書列伝竺桃抄(1458‐60)蒯伍江息第一五)「itçumono(イツモノ) ゴトク イテ ミレバ」(出典:天草本伊曾保(1593)貪欲な者の事) いっつ‐も【何時も】 〘 副詞 〙 「いつも(何時━)」を強めた言い方。[初出の実例]「いっつもきっかとしてあるぞ」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by