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五常楽 ごしょうらく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

五常楽
ごしょうらく

雅楽の舞楽および管弦の曲名。舞楽としては左方の舞で,平舞の代表曲の一つ。4人舞で,蛮絵 (ばんえ) 装束または襲 (かさね) 装束で舞われる。平調 (ひょうぢょう) 調子および品玄 (ぼんげん) の演奏のうちに舞人が登台してから当曲 (中心曲) となるが,この当曲は「序」「破」「急」の3章が完備している珍しい例となっている。

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デジタル大辞泉の解説

ごしょうらく〔ゴシヤウラク〕【五常楽/五聖楽】

《「ごじょうらく」とも》雅楽。唐楽。平調(ひょうじょう)新楽の中曲。舞は四人舞。唐の太宗作で、仁・義・礼・智・信の五常を、宮・商・角・徴(ち)・羽の五声に配した曲という。礼義楽。

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百科事典マイペディアの解説

五常楽【ごしょうらく】

雅楽の曲名。序破急の完備した唐楽で,舞人4人によって舞われる。急の部分は管弦の形でもしばしば単独に演奏される。唐の太宗の作とされ,曲名は仁・義・礼・智・信の五常に由来するといわれるが異説もある。

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世界大百科事典 第2版の解説

ごしょうらく【五常楽】

雅楽,舞楽,管絃の曲名。唐楽にふくまれ平調(ひようぢよう)。四人舞で文(ぶん)ノ舞(平舞)。五聖楽,五性楽,後生楽とも書く。礼義楽,五塝楽ともいう。番舞(つがいまい)は《登天楽》。左方蛮絵装束に巻纓(けんえい),緌(おいかけ)をつけた冠をかぶり,片肩袒(かたかたぬぎ)で舞う。仁義礼智信の五徳を,宮商角徴(ち)羽の五律にあてはめたのでこの名があるという。演奏次第は,《平調調子》《品玄(ぼんげん)》(登場)―序(無拍節)―詠(延八拍子)―破(延八拍子)―急(5帖,早八拍子)―入綾(いりあや)(急の重吹(しげぶき)のうちに舞いながら1人ずつ退場)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

五常楽
ごしょうらく

雅楽の曲名。「ごじょうらく」ともいう。唐楽(とうがく)、平調(ひょうじょう)。舞楽、管絃(かんげん)の両方があり、異名・別字に「天観五常楽」「天祝五常楽」「礼儀楽(れいぎがく)」「五聖楽」など。唐の太宗(在位627~650)の作とも、秦(しん)の始皇帝(在位前246~前210)の作ともいわれ、人間の行うべき仁義礼智(ち)信の五つの徳を宮商角徴羽(きゅうしょうかくちう)の五声に当てはめて表したもの。元来は「平調調子」「序」「詠」「破」「急」「入綾(いりあや)」の6章からなり、雅楽曲のなかでは珍しく序・破・急の3楽章が現存する。いまはない詠では舞人が詞(し)を吟じたという。舞は四人舞で蛮絵(ばんえ)(または襲(かさね))装束。舞人は調子で出手(ずるて)を舞い入場、当曲(序・破・急)を舞ったのち、急を重ねて奏するうちに入綾を舞い退場する。全体に王朝の風雅にあふれ、とくに入綾の舞ぶりはみごとである。番舞(つがいまい)は『登天楽(とうてんらく)』『地久(ちきゅう)』。管絃ではとくに急が簡素で親しみやすく、『越天楽(えてんらく)』とともに有名。[橋本曜子]

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世界大百科事典内の五常楽の言及

【千手】より

…しかし重衡が,もはやこの世の運命は決定していると言うので,〈十悪といへども猶(なお)引摂(いんじよう)す……〉の朗詠,〈極楽願はん人は……〉の今様を数回歌うと,重衡も杯を重ねた(〈中音(ちゆうおん)〉)。管絃の曲では,〈後生楽〉に通じる曲名の《五常楽(ごしようらく)》,〈往生の急〉に通じる《皇麞急(おうじようのきゆう)》が奏された。千手がさらに,〈一樹の陰に宿り……〉の白拍子を歌うと,重衡も〈ともし火暗うしては数行(すこう)虞氏が涙……〉という朗詠を歌う(〈三重(さんじゆう)〉)。…

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